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こんにちは。タンピルです。

 

少し前になりますが、2017年10月上旬、世間では月末のハロウィン祭りにむけて盛り上がってきた頃、

 

歌舞伎俳優の市川猿之助さんが漫画「ワンピース」を題材とした歌舞伎上演中に舞台装置に腕を巻き込まれ解放骨折したというニュースが飛び込んできました。

 

「解放骨折って、たしか肉が破れ外に骨が飛び出ることよね。歌舞伎のあの派手派手しい化粧や衣装の中でそんな事故って・・・・リアルハロウィンじゃん・・」

 

とあまりにも痛々しくて気の毒と思ったんだけど、その時にもう一つ思ったことがあったので今日はそのことを書きますね。

 

で、そのとき思ったことはこちら。

 

 

 

ワンピース(日本の誇る現代文化)

      ×

歌舞伎(日本の守りたい伝統文化)

 

 

 

これまで中高年層をターゲットとしてきた大人気の歌舞伎までもが、これからは若者も取り込んでいかないとやがて淘汰されていく危機感を感じていることを現した組合せ。

 

 

確かに周りの若者で「俺、週末歌舞伎行くんすよ!めっちゃ楽しいっす!」

って言ってるヤツ聞いたことないもんね(笑)

 

まずもって触れ合う機会がないと興味も湧かないのは当たり前だと思う。

 

 

 

日本の伝統文化にはびこる美徳

 

 

 

日本では歴史が深い「文化」と密接に関わる仕事は、「一人の職人がその作品と時間をかけて向き合いつくるもの」が美徳とされてきた。

 

ただし、この美徳が成り立つのは、対象が「抽象的な個」であるとき。

 

たとえば、もはや爆発しすぎて芸術には疎いタンピルには理解できない芸術家岡本太郎先生や小説「花火」を書いて一躍時の人となったピース又吉先生(芸人との複業で実は最先端の働き方してるけど)の作品などがそうだと思う。

 

一人の職人が最後までつくったほうが良いもの。それらと自分が向き合う個と個の語らい。

 

前者は油絵具で、後者は文字(もじ)。

 

たとえば、このハンドメイドのドアの取っ手。

 

 

握ったときに一番気持ちいいカタチって職人自身の感覚であり、他人となかなか共有できない。

 

それは自分の中で求める理想が具体的に説明できないから。

 

しかも自身が求めるものも毎日微妙に変化する中で、その時の指先の動きやサンドペーパーの力加減で全く違うものが出来てしまう。言ってしまえばその日の気分や時間の流れなどざっくりとした抽象的なものまで出来に影響する。

 

 

だから、他人に任せることなく職人はまず素材を選ぶところから始め、切断・研磨、仕上げ塗まですべて自分でしてしまう。一つの作品が完成するまで、そりゃ時間かかるよなって思う。

 

 

たしかに「時間を膨大にかけ造り上げた作品こそ貴重で価値がある」っていう考え方もあるけど、それって裏を返せば確実にあらゆる人がその作品に触れる機会をなくし、触れる機会がないから売れる機会もなく、売れる機会がないから作家さんの収入は減り、収入が減るから業界全体が衰退していく。

 

 

「造り方」は追求してきたが「届け方」までは追求してこなかったのだ。

 

 

「いい仕事してますね~!」と「なんでも鑑定団」のある先生はよく感動してたけど、生まれたときから、そこそこ質の高いモノで溢れた日本で不自由なく育った若者がそんな「物質的」な価値や「先細りの根性業界(伝統文化)」の興味より、今や「個の体験」に価値を見出し、「ITなど華やかな業界」に興味を持つ時代となった。

 

 

伝統文化を存続させるためには、新しい価値観を持った世代の取込は必須だと思うけど、大多数の若者にとってはもはや伝統文化は半透明の「受け皿」であり選択肢として視界にすら入らないのだ。

 

 

他にも楽しいことがダイレクトに届くよのなかだから。

 

 

そこに危機感を抱いている人たちも当然たくさんいて、それが最初に触れた漫画「ワンピース」を歌舞伎に導入した猿之助さんや、ほかにも東京ガールズコレクションでランウェイ上のモデルさんの眼鏡アイテムとして売り込みをかけた鯖江眼鏡などが良い具体例。

 

参考URL : https://matome.naver.jp/

 

 

伝統技術を習得した上で、守破離の「守」のまま人と「離」を模索する人。どちらが正解っていうのはないと思うけど、将来生き残れる確率が高いのは後者だと思う。

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現代の漫画業界を現す「バクマン」の分業制

 

 

引用 : http://ascii.jp/

 

 

漫画「ワンピース」から始まった話なので、漫画ネタをもう一つ。

 

 

超絶オモシロイ漫画「バクマン」を読んだことありますか?

 

 

高い画力を持つ主人公と作家志望の秀才が中学で出会い意気投合し、漫画家を目指す話。ついには週刊少年ジャンプで人気1位を獲得するサクセスストーリー。

 

 

たくさん挫折しつつも、本人たちの才能や圧倒的な努力はもちろんのこと、ち密な分析と様々な仮説を立てながらよのなかに向けて自分たちの漫画を追求していく。彼らの成長過程に共感し、いつの間にか自分もその世界観に入り込み、一緒に成長しているかのようにワクワクできるのが「バクマン」の醍醐味だと思う。

 

 

だけど、この漫画にはもうひとつ大切なことが学べる。

 

 

それは

 

 

 

「分業制」の大切さ

 

 

 

昔ながらの文化の美徳が成り立つのは、「抽象的な個」である場合って書いたけど、漫画はもはや日本の誇るべき文化であるが、完全に現代用にバージョンアップされ「具体的な複合」であると思う。

 

 

というのも、漫画は「脚本」と「画」にまず分かれ、「画」は、風景もあれば、キャラクターもある。

 

 

さらに風景は雲、田んぼ、ビル群、精密機械などがあり、キャラクターも髪の毛、手、服、表情とさらに細分化されていく。

 

 

で、それぞれ得意とするジャンルのアシスタントさんがいるし、中には全部一人でこなしている漫画家さんもいるかもしれないが、描くときは、紙とインクではなく、最近ではパソコンを使って巧みに一つの画を作り上げている人も少なくない。

 

 

現代の漫画界において完全に「画」に関してはパーツとパーツを組み合わせた合理的な生産工場だと思う。

 

 

それは理にかなっていて、その理由は差し迫る「〆切」があるから。

 

 

このせわしい現代のよのなかにおいて人々が漫画を欲するニーズの時間軸に合わせるためには、なるべく分業し、今のくらいのスピード感で提供しなければいけないということだと思う。

 

 

漫画だけではなく、たとえば家具や靴も昔は一人の職人さんがその人のために時間をかけあつらえていた時代から、生産性を追求し、良い作品を早く安くお届けすることに価値を見出したため分業制は浸透していった。

 

 

これが「産業革命」のもたらした結果だと思う。

 

 

 

 

やはり資金力のある漫画家さんが有利な業界

 

一方、「脚本」について考えてみる。

 

 

「脚本」は「抽象的な個」であるため分業制が難しいと思う。

 

 

なぜなら、漫画家さんが頭の中にあるざっくりとしたストーリーは共有できるため、そこからチームで議論(分業)し面白い「脚本」に発展させることはできるかもしれないが、漫画家さんの追求したい細やかな「世界観」までは共有することはできないから。

 

 

この「世界観」が漫画のミソであり、その雰囲気は作り手の日々の地道なニュアンスの積み重ねで次第に色づく。

 

 

今や読者のレベルは非常に高く、素晴らしい「脚本」に加え、ひとコマひとコマその時に醸し出すその漫画の「世界観」まで全力で表現していないとやがて離れていく。

 

 

つまり

 

 

 

 

 

抽象的な「脚本」= 漫画家さんの求める「世界観」 - 具体的な「画」

 

 

 

であり、「世界観」を大きくすることができれば「脚本」も素晴らしいものとなる。

 

 

なので、今でもなお漫画家さん本人が最終的に「脚本」を考え、頭の中にある「世界観」を「画」に吹き込んでいくシステムを基本している。

 

 

良い「脚本」のアイデアを捻り出すことは熟考する時間と必ずしも比例関係でないとは思うが、常に漫画家さんの頭の中にもやはり「〆切」という2文字があり、「画」をつくるアシスタントさんの作業時間も逆算した上で、よのなかに出す完成形の着陸地点(妥協点)を限られた時間の中で見つけなければいけない。

 

 

つまり、なるべく「脚本」を考える時間を確保したい漫画家さんは、アシスタントさんをさらに雇い、よりチームとして「画」の機能面を強固にしていきたいはずだ。

 

 

 

だとすれば、

 

 

 

 

 

「資金力のある漫画家さんがやはり有利な業界」

 

 

となる。

 

 

資金力のある漫画家さんは、たくさんの優れたアシスタントさんを雇い、そっちで「画」を作り上げながら、自分は確保できた時間を「脚本」の追求に投資し、「世界観」を大きくしていくことで、結果的に素晴らしい「脚本」が出来上がる。

 

 

一方、資金力のない漫画家さんは、優れたアシスタントさんは当然雇えず、基本「画」も「脚本」も自分主体でこなす必要があるため膨大なエネルギーをとられる。

 

 

結果的にクオリティの低い(小さな)「画」と「脚本」ができやすく、上の方程式に当てはめると、結局「世界観」まで小さく萎んでしまうということになる。

 

 

この二極化の構図はよのなかの当たり前であるかもしれないが、こと芸術性の高いジャンルに関してそれはなるべくあってはならないことだと個人的には思う。

 

 

 

資金さえあれば「画」を分業でき、自分が最高と思う「世界観」を100%追求した漫画を世に放てるのに。

 

 

 

もしかしたら、漫画史上最高の「脚本」は貧乏な漫画家や、言ってしまえば、漫画家でもない素人の頭の中にあるかもしれない。

 

 

 

もしそうだとしたら、ちょっと読んでみたくないですか?

 

 

 

 

 

 

史上最高の「脚本」と「世界観」を注入した漫画

 

 

 

 

圧倒的な「世界観」と素晴らしい「脚本」を持つ貧乏な漫画家さんの頭の中を「画」化し世に放てるシステム

 

 

そんなことができるよのなかになればいいのに。

 

 

「ロボット革命」がもたらす漫画業界のパワーバランス再編の可能性

 

実は未来ではそれが実現できるかもとタンピルは期待しているのです。

 

 

先日、PDF形式で有名なアドビシステムズが今研究中の技術が発表されました。それが

 

 

「Adobe MAX 2017」

 

 

その発表で紹介された、人工知能「Adobe  Sensei」の画像処理が凄すぎて会場が狂喜乱舞に。

 

 

非常に分かりやすく会場の様子が紹介されている記事はこちら。

 

参考URL : https://ics.media/entry/16643

 

 

 

で、いくつか紹介すると

 

 

①モノクロの写真やイラストを自動着色し本物の色合いまで表現できる

「Project Scribbler」

 

 

②道路を取り除いたり公園の写真をゴルフ場に変えたりクリックするだけで写真の全景をいい感じに差し替えてくれる

「Scene Stich」

 

 

③人物写真を漫画の画風や動物や木彫りや銅像に自動変換する

「Project Puppetron」

 

④領域内にグラフィックを自動的に埋め尽くし、今まで3時間かかっていた作業が2秒で終わる

「Physics Pak」

 

 

⑤電柱や観光客など映像の中の不要なものを削除できる

「Project Cloak」

 

 

 

どうですか? 

 

 

①×②×③×④×⑤の人工知能の融合。

 

 

なんか実現できそうな気がしてきませんか?(笑)

 

 

ただ、そうは言ってもやっぱりこのサービスも結局は金持ち用じゃね?って思うかもしれませんね。

 

 

でもそうじゃない衝撃的な時代がやってくるのです。

 

 

それを可能にするのがアマゾンが提供する

 

 

「AWS(Amazon Web Services)」

 

 

たとえば、こちら。

 

 

参考記事 :「AIアナウンサー」年間1000円の衝撃

 

 

クラウドで人工知能を提供するサービス。

音声読み上げは100万文字当たり450円。本1冊読み上げるのはわずか45円(笑)

 

 

これはたとえば、ラジオ放送のアナウンサーが読み上げる原稿を人口知能に置き換えることができ、年間1000円程度で可能となります。

 

 

利用者はAWSを通じて人工知能の機能をクラウド上で利用でき、しかも料金は使った分だけで良く、専用のシステムを自前でゼロから構築する必要がないのです。

 

 

つまり、極めて安価に人口知能を活用した「独自のシステム」を作ることができてしまうんです。

 

 

今、アマゾン以外も同様のサービスを展開している企業はいくつかあります。

 

 

上記の①~⑤のサービスをはじめ、今後漫画制作に役立つ人口知能がAWSから提供される時代になると、誰でも安価で自分の「独自漫画制作システム」が構築できるということになります。

 

 

得意な部分は自分で、苦手な部分は人工知能で分業できる。

 

 

つまり未来は

 

 

 

 

 

 

「画」のオートメーション化が実現できる

 

 

 

 

そんな時代になるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

ある駆け出しの若き漫画家。

 

創り上げた圧倒的な「世界観」や人々を熱狂させる「脚本」はあるものの、お金がないためそれを実現できない。

 

そこで人工知能に想いを託す。

 

人口知能はそれに近い「画」を造り出し、それに対して何度も若き漫画家は修正をかけ自分の頭の中を徐々に具現化させていく。

 

その完成した漫画をよのなかに放ったとき、

 

漫画業界は騒然、世間は熱狂。漫画史上最高の作品と称される。

 

 

 

 

 

 

「人間」×「人口知能」の分業制

 

 

 

成功した漫画界初の「ロボット革命」事例。

 

 

 

才能に満ち溢れる若者が、お金という壁で夢をあきらめているとしたら、その壁を乗り越えることができ、正当に評価される時代が早くやってくればいいと思う。

 

 

 

Adobe  先生(Sensei)、どうか若者の力になってください(笑)

 

 

 

 

最後に。

 

自民党衆議院議員 麻生太郎氏はご存知ですか?

 

一度はどこかで顔を見たことあるはず。

 

コワモテでちょっと悪い匂いもプンプンするあの人(笑)

 

でも、タンピルは実は麻生さんは好きな議員さんなのです。

 

それはなぜかというと、常に若い世代に興味を示し、他の議員さんならこっ恥ずかしくて言えないような話もそこそこ大きな舞台でも平然と話し、しかも真剣に訴えているから。

 

あ、この人は本当に頭の中にそれがイメージできて、若者の未来のために本気で考えているんだなって。

 

それは・・・

 

 

ワンピース(日本の誇る現代文化) 

     × 

歌舞伎(日本の守りたい伝統文化)

 

 

 

それではどうぞ。

 

 

 

 

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

 

タンピル

 

 

 

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