賢人のライティング講座|文章を書くのが苦手な人が書くことが楽しい!と思えるコツ

あなたもこれまでの人生において「初めてのこと」、「慣れないこと」に対しては何かと不安な事が多かったと思います。

たとえば、今も僕が鮮烈に覚えているのは「初めてのお使い」です。

ある日、母からふいに頼まれたのですが、初めて一人で買いに出かけた時はドキドキして吐きそうになりました。

案の定、握りしめた小さな手の中が汗でベチョベチョになり、銅の匂いが手に染み付いた記憶があります。

「お金ってこういう匂いなんだ・・・」

と幼いながらに、その時初めて思ったことはよく覚えています。

なぜかその時の僕は大金を預かっていると思っていたようで、すれ違う大人達と目が合うと、やけに警戒した記憶もあります(笑)

今となっては、実は少し遠くのスーパーに牛乳を買いに行き、手の中には小銭を握りしめていただけだったのですが。

でも、あの時は間違いなく自分の中では一大イベントだったんですね。

無事家に辿り着いた時は、まるで大冒険から帰還した主人公のような気持ちだったのかもしれません。(僕にもそんな無垢な心があったのです。それが今では・・・とふふ)

牛乳を母に届けた時は達成感を覚えましたし、「ありがとうね」の言葉でちょっとだけ自分を誇らしく思えたのです。

大人だって初めての経験をする時は、やはり緊張しますよね?

それは何歳になってもそうなのではないかと思います。

ただ、そこで辞めておくか、あるいは挑戦してみるかは大きな差です。

何も分からない子供だった頃のように、不安ながらも一歩飛び出す気持ちを忘れずに行動していけば、

将来において自分の成長も、得られる結果も全く違うものになっていきます。

それは、ライティングも同じです。

「やってみたいけれど・・・」

「いつかやらなくちゃとは考えているけど・・・」

と思いつつ、実際に立ち止まる方はたくさん居ると思います。

あなたもそうなら、いつの間にか「現実主義的な大人」になっているのかもしれません。

私の記事なんて価値があるとは思えない・・・

こんな章では相手は理解できないのでは・・・

実は自分が書きたいだけで相手は興味ないのでは・・・

こんなことを考えたことはありませんか?

ぜひ勇気を持って書いてみて欲しいのですが、やはり色々考えると躊躇してしまいますよね・・・(汗)

ただ、そうなる前に「書くことが楽しい!」と思えることが出来れば、そのハードルもいくらか下がり、どんどん挑戦していけます。

僕はこれまで500人を超えるライターと仕事をし、4000記事以上投稿してきました。

なので、少しはアドバイスができるかもしれません。

そこで今回は、「文章を書くのが苦手な人が書くことが楽しいと思えるコツ」をお伝えします。

それではいってみましょう。

目次

文章が苦手な起業家が書くことが楽しい!と思えるコツ

ネット社会と言われる今、検索すれば何でも調べることが出来ます。

例えば、「デート 服装 おすすめ」と検索すれば、コーディネート関連の記事がたくさんヒットしますよね。

記事は単に「おしゃれな服の紹介」だけでなく、

「シチュエーション別の相応しいコーディネートの紹介」、

「相手の職業別の好きなコーディネートの傾向」、

などなど、こと細かに提案をしてくれます。

それらの記事を読むと、まるでスタイリストが提案してくれているかのようです。

ですが実際は、そのほとんどの記事はWEBライターが書いているんです。

(もちろんスタイリストが書いている場合や監修している場合もありますが)

言ってしまえば素人が書いています。

では、なぜあんなにも上手に解説できているのでしょう?

それは・・・

慣れです。

あなた「え?慣れですか?」

ケント「えぇ、ハッキリ言って、慣れですね(*´∀`*)」

あなた「最初は小っ恥ずかしかったくせに、誰かから良い反応が来るとつい嬉しくなり、いつの間にかバシバシ投稿しているインスタの自撮りと一緒ですか?」

ケント「えぇ、そうなんです。小慣れてくると、次第に上目遣いや左よりイケてる右顔(根拠ない)を撮りだすでしょ?あれと同じです。本当にライティングは慣れなんです。」

あなた「確かに・・・。慣れてくると、あからさまなビューティーモードで画像加工(反則ギリギリ)している人もいます・・・。」

ケント「美白しすぎて、たまにマクドナルドのドナルドおじさんみたいになっているおばさんいますよね(汗)」

あなた「慣れは、度を越えると自撮りもライティングも独りよがりになりますね・・・気をつけます。」

・・・・(笑)

ホラー映画のITみたいでどう考えても僕はこのおじさんが怖いです・・。

僕みたいに書くことに慣れると、このように脱線し、自由に書きすぎる時もあるので気をつけてください。

でも、ライティングは慣れれば、誰でも書けるようになります。

専門家でもないライターが様々な情報を集めて、自分なりの視点を通して記事を書き、分かりやすく説明してあげること。

これを【WEBライティング】といいます。

そう考えると、幾分楽に書けるようになりませんか?

あなたはライターよりもその分野においては専門家なのですから。

自分が知っている情報を分かりやすくまとめ、自分の言葉で自信を持って説明すればいいのです。

一方、どんなに優れた実績がある方でも、最初はライティングに関してはひよっこです。

(たまに実力者なのに、型にハマりすぎたつまらない文章を書く方もいますよね(笑))

僕は副業で「WEBライター」から始めたのですが、もちろん最初はひよっこでした。

当時は、わからないこと、不安なことでいっぱいでしたね。

何を書けばいいのか、マニュアルを読んでもさっぱりわからないことがほとんどで、過去に何度もやめようと思いました。

しかし、「ここで諦めたら今までと何も変わらない!」と思いながら、ひたすら手を動かし続けました。

それはそれは、孤独で挫けそうになる毎日でした。(僕には全く文章の才能がなかったんです)

でも、ふとある日思ったんですね。

「自分、楽しんで記事を書いていないな・・・」と。

そこから僕は、どうやったら楽しんで書くことが出来るかを考えるようになりました。

すると、少しずつライティングを楽しくするコツが分かってきたんです!

考え込むなら、まずはやってみる

当時、ひよっこライターの僕は、記事の構成に悩みすぎてなかなか決まらず、いつまで経っても文章が書けないことが多くありました。

その時の頭の中はこんな感じでしたね。

「自分は何を書けばいいのかわからない」

「クライアントから修正が入ったらどうしよう」

「自分の言葉だと自信がない」

「情報のまとめ方がわからない」

つまり、自分やクライアントばかり見ていたのです。

未熟な自分が質の高い記事を最初から書けないのは当然であり、クライアントから修正や指摘が入ることも当たり前です。

ですが、考えすぎることで、そんな心配事がじわりじわりと湧いてきて、手が止まっていたのです。

そんな僕でも今はライティングサロンのオーナーとして活動しているわけですが、

もしあなたが同じ状況で悩んでいるとしたら、

向き合うのは自分ではありません。

届ける相手もクライアントではありません。

それは誰かと言えば、まぎれもなくあなたの記事を読んでくれる相手です。

とお伝えしたいです。(当たり前のことを偉そうに言ってますがm(_ _)m)

そのことに少しずつ気づいた当時の僕は、とことん読み手のことだけを考え、執筆するようにしました。

不格好でもいい。

とにかく「自分なり」の言葉を記事の中で表現し、伝えていく気持ちを大事にしたんですね。

すると、不思議と「とりあえず書いて届けてみよう」と思える自分になっていったのです。

これまでも様々な個人起業家さんのブログを研究してきましたが、

結論としては、自分の言葉で語っており、記事の向こう側の人の姿(ペルソナターゲット)まで想像出来るブログは間違いなく素晴らしいです。

ペルソナターゲットについては、情報発信ビジネス|ブログ集客で商品販売する時のペルソナターゲットの考得方で解説しています。

難しい情報を分かり易く説明している記事も「ライティング」の観点からは確かに素晴らしいのですが、

それらの記事よりもはるかに心に刺さり、記憶に残る記事が多いような気がします。

ここで、「自分の言葉で伝えることが最も大事」だとするなら、ライティング初心者でもベテランでもそんなに小難しいテクニックは必要ないですよね?

日頃考えていることをそのまま伝えていけばいいのですから。

「ライティングテクニックを熟知してない自分はベテランには敵わないよ〜」と思いがちですが、そんなことありません。

意外とテクニック盛り沢山の記事は、理路整然としていてスマートですが、まるで人間味を感じないサイボーグみたいな記事も多いです。

たとえば、これがアフィリエイトブログの記事ならサイボーグ記事で問題ないです。

なぜなら、その場で成約させることが主目的であり、「リピーター」や「自分のファン」を作るというのは二の次だからです。

ゆえに、キーワード選定やSEO対策を追求し、PV数や相手の役に立つ情報だけにこだわればいいです。

ですが、あなたの情報発信ブログでは、それをやってはダメです。

誰の心にも刺さらない無味無臭のブログが出来てしまいます。(巷のブロガーさんの言っていることを鵜呑みにすると死を意味します)

あなたが優先すべきことは、「リピーター」であり、「あなたのファン」を作ることです。

たとえば、これは共感してくれるとは思いますが、

教科書みたいな記事より、少しぐらい凸凹でも温かみが感じられる記事の方が読んでいて楽しい気持ちになりませんか?

あるいは日常生活でも、

よく図書館や役所など公共施設のロビーでは「夏休み子ども絵画展」など開催されていますが、見かけるとつい足が止まり、ホッコリしながら観たりしませんか?

ズラッと並ぶ絵を順番に見ていくと、こなれた上手な絵よりも、髪の毛が5本で、手が肩からいきなりニョキッと生えている絵の方が僕は好きです(笑)

迷いのない力強い線で一生懸命に書いている作者の姿が伝わってきてなんだか心がホンワカするからです。

つまり、そういうことです。

記事の向こう側にいる人も同じです。

決して1PVではなく、一人の血の通った人間です。

なので、ぜひ不格好でも良いので人間っぽい体温が感じられる記事を書いてみてください。

実は、そっちの方が好きな見込み客はたくさんいます。

とくに初心者は、背伸びせずに、ありのままの自分で書いてみてくださいね。

すると、いつの間にか「記事を書くことが楽しい!」と感じる自分に気づくと思います。

自分と相手の距離を感じながら書いてみる

誰かの目を気にしながらライティングをすると、思うような記事を書くことが出来ません。

全くグーグルに評価されず誰にも読まれないブログになったらどうしよう・・・。

ライバル記事よりも良い記事が書けるとはとても思えない・・・。

グーグルの目、ライバルの目・・・。

いろいろな目線が気になりますよね。

ですが、それはとどのつまり、あなたの目線でしかありません。

それよりも「読み手の目線」だけを意識して書いてみてください。

読み手は、何をこの記事で求めているのか。

読み手に、どんな事を伝えれば感謝されるのか。

そもそも読み手の、悩みや不安は何なのか。

とことん読み手を想像し、あなたが探し得た情報をあなたのフィルターを通して、ありのままの自分の言葉で書く。

そうすれば自然と分かり易く、読みやすい記事になっていくと思います。

巷のカッコいい記事を真似る必要はありません。

そんな記事よりも、あなたの気持ちを乗せて書かれた記事の方がはるかに相手の心に届きます。

記事の向こう側にいる読み手の目を想像し、文字を通して対面しながら会話を楽しむかのように綴ればいいです。

記事を書く目的は何でしょう?

一人でも多くの人に読んでもらう事でしょうか?

少しでもグーグル検索上位に表示される事でしょうか?

いや、違いますね。

確かにそれも大切な事かもしれませんが、それを目的として記事を書いているとするなら、それは順番が間違っています。

記事の目的は、読み手に自分を信用してもらう事です。

記事を通して、

この人の言っている事なんか好きだな・・・

何気ない一言なのに、なぜかこの人が言うと心に残るな・・・

この人の言う冗談ってしょうもないんだけど、なんか憎めないな・・・

有益な情報を届けながら、読み手にそう思ってもらえる事こそが記事の目的です。

とにかく、あなたと相手との距離が1ミリでも近づくようにと思いながら記事を書いてみてください。

そうすればきっと、周りの目は気にならなくなり、相手との距離を縮めることができます。

なお、読み手の心の壁を破壊する方法は、【心の壁を破壊せよ】3つのNOTとは?コピーライティングの基本3原則を解説で紹介しています。

「記事を書くことが楽しい」と思ってほしい。けどね・・・

誰もが共感できると思いますが、ビジネスには好不調の波があるのでマインドが不安定になることもやはりあります。

  • 漠然と自分の将来や人生が不安になる・・・
  • 同業他者などの活躍が気になる・・・
  • 自分のビジネスモデルや商品に自信がなくなる・・・

上記のような感情が自分に押し寄せてくると、不思議とライティングにおいても影響がでます。

昨日まで書けていたのに、力強いメッセージが書けなくなるんです。

でも、安心してください。

ライティングは「自分を内省すること」にも直結するのですから当然です。

ちなみに内省(ないせい)とは、「自分の心と向き合い、自分の考えや言動について省みること」です。

感情論とは違い、自分の心の中を見つめ、何をどう思いどう感じたかを改めて熟考し、自分の気持ちを分析することなので、やはり文章はその時の気持ちに左右されるのです。

なので、言うのは簡単ですが『書くことが楽しい』に思考を変えるのは、なかなか難しいことかもしれません。

書くことに慣れている人からすると、それは書くことによってクリアできる壁であることが理解できると思いますが、書き慣れていない人はそこまで想像できません。

したがって、ある程度時間をかけて悩み、乗り越えていかなければならない必要性はどうしても出てきます。

また、正の面ばかりを紹介するのはナンセンスであり、全てが理想的に事が運ぶと思うことはある意味欺瞞(ぎまん)です。

(それでは世の中の全てがお花畑になってしまいます・・・)

一見、私生活は充実していて楽しそうですが、実は苦しみながら書き続けている人もたくさんいます。

そして、途中でブログで発信することを辞める方も少なくありません。

つまり何が言いたいのかと言うと、情報発信ビジネスの世界もそんなに甘くはないということです。

どんなビジネスもそうだと思いますが、必死に歯を食いしばりながら取り組んでいるのはあなただけではないことも認識しましょう。

とりわけ「ライティング」に関して言えば、これは何度も経験していることですが、書き続けているうちに少しずつ気持ちに変化が出てくるはずです。

『あ、意外と書けるかも!』

『もっとこうした方がいいかな』

『相手ならこうすればわかりやすいかな』

・・・と、自然と楽しくライティングに取り組めていることもよくあります。

ですが、それは続けてこそ起こり得る心の変化です。

冒頭でもお伝えしましたが、「初めてのこと」、「慣れないこと」は『誰でも不安でいっぱい』です。

それは自分の中でいつになっても消え失せずに、常に向き合い続けないといけないことかもしれません。

しかし、考えを変えて『まずはやってみよう』と思えることが出来れば、視野が広がり、ライティングに前向きに取り組めると思います。

そのためには自分の言葉で読み手に伝えていくことが大切であり、

それを続けていけば、少しずつ『書くことが楽しい』という感情が芽生え、マインドも整ってきますよ!

文章が苦手な人が書くことが楽しい!と思えるコツまとめ

今回はすごく抽象的な話をしてしまいましたね。(すいません、フワフワしていますよね汗)

ですが、これはとても重要なことだと思い、あなたにお伝えしましたm(_ _)m

もしあなたがこの先で、ライティングに悩んだ時は今回お伝えした話を思い出してみてください。

「なるほど、あの時の話はそういうことか・・・」と実感していただければ幸いです。

そして、好奇心を抱きながら、自信と勇気を持ってライティングに継続して取り組んでみてくださいね。

そうすれば、もしかしたら幼かったあの頃の自分ように、

大人の自分でもまだ知らない「ワクワクできる世界」に行けるかもしれません・・・。

夢を叶える秘訣は、4つの「C」に集約される。

それは、

「Curiosity 好奇心」

「Confidence 自信」

「Courage 勇気」

そして

「Constancy 継続」

である。

ウォルト・ディズニー

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ケント

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この記事を書いた人

ケント

・女性限定ライティングサロン「Site New Tourism」運営/女性ライター約100名所属
・12ブログ運営中
・累計ページビュー数230万PV/年
・累計ページ別訪問者数183万人/年
・グーグル1位記事 226記事
・10位以内記事 1789記事

女性ライターが息長く活躍できるビジネスモデルを作りたくて活動しています。

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