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引用:https://mainichi.jp/

 

 

2018年のバレンタインデーに衝撃のニュースが世界中に流れました。

 

天才物理学者、スティーヴン・ウィリアム・ホーキング博士が亡くなりました。76歳でした。

 

物理に全く詳しくない方でも、ホーキング博士の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

世界的にベストセラーとなった「ホーキング、宇宙のすべてを語る」は日本でも出版され、多くの人々に現代理論宇宙論を説きました。

 

ホーキング博士は、学生時代に筋萎縮性側索硬化症(ALS)という大病を患うも、研究活動を続け晩年の車椅子姿の博士が印象に残っている方もいるかもしれません。

 

ALS(筋萎縮性側索硬化症)

1年間に10万人に1人の確率で発症するといわれる原因不明の難病。筋肉が徐々に動かせなくなる一方で、脳の活動や皮膚感覚、視力、聴覚は健全なまま進行していく。財団法人難病情報センターによると、治療法は確立されておらず、現在は進行を遅らせる方法しか見つかっていない。

引用:https://kotobank.jp

 

 

宇宙を愛し、生涯宇宙を探求し続けた偉大な物理学者、現代の宇宙理論を語るのには欠かせないホーキング博士に哀悼の意を表して、その人生を振り返りたいと思います。

 

 

生い立ち

 

1942年1月8日にイギリスのオックスフォードに生まれ、教育に力を入れた家庭で育ちました。

学校では「アインシュタイン」と称され、既に奇才さが発揮されていたのでしょう。

 

17歳のときオックスフォード大学で数学を学ぼうとしましたが、選択できずに物理と化学を専攻することとなります。その後、ケンブリッジ大学の大学院に進学し「宇宙」をテーマにした研究に取り組みました。

 

しかし、大学院進学の翌年、順調に思われた彼の人生に大きな転機が訪れます。筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し余命宣告を受けてしまうのです。そんな彼を支えたのが元妻のジェーン・ワイルドでした。

 

ホーキングの半生は、映画「博士と彼女のセオリー」の中で紹介されています。

 

 

自らの足で立つことが出来なくなってからは車椅子生活を余儀なくされましたが、研究を続けビッグバン宇宙理論の構築を成し遂げ、天才物理学者として世界に知られるようになります。

 

病の進行により声を発することも出来なくなり意思伝達装置と合成音声による会話となった後も、わずかに動く手でパソコンのマウスを利用して執筆活動を継続しました。

 

ホーキング博士の書籍

 

・「ホーキング宇宙を語る」

ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫) [ スティーヴン・ウィリアム・ホーキング ]

価格:799円
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感想(4件)

・「ホーキング、ブラックホールを語る」

ホーキング、ブラックホールを語る BBCリース講義【電子書籍】[ スティーヴン ホーキング ]

価格:1,361円
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感想(0件)

・「時空の本質ホーキングペンローズが語る」

時空の本質 ホーキングとペンローズが語る [ スティーヴン・ウィリアム・ホーキング ]

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感想(0件)

・「宇宙への秘密の鍵」

宇宙への秘密の鍵 / ルーシー & スティーヴン ホーキング 【本】

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感想(0件)

・「宇宙に秘められた謎」

宇宙に秘められた謎 (ホーキング博士のスペース・アドベンチャー) [ ルーシー・ホーキング ]

価格:2,052円
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感想(56件)

・「宇宙の誕生・ビッグバンへの旅」

宇宙の誕生 ビッグバンへの旅 ホーキング博士のスペース・アドベンチャー 3 / ルーシー・ホーキング 【本】

価格:2,052円
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感想(1件)

・「ホーキング、自らを語る」

ホーキング、自らを語る [ スティーヴン・ホーキング ]

価格:1,512円
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感想(0件)

など日本語訳された書籍も多く、ホーキング博士の世界観に触れることが出来ます。

 

 

功績

 

「宇宙の誕生がブラックホール」という仮説を唱え、

・1963年に「ブラックホールの特異点定理」を発表

・1971年に「宇宙創成直後に小さなブラックホールが多数発生する」とする理論を提唱

・1974年に「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」とする理論(ホーキング放射)を発表

・タイムトラベルが不可能であるとする「時間順序保護仮説」を提唱

等など、量子宇宙論という分野を形作りました。

 

これらの功績を称え多くの賞を受賞し、大英帝国勲章を受勲、王立協会フェロー、ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツフェローの称号を手にしました。

 

 

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人類への警鐘

 

ホーキング博士は、時間順序保護仮説に関連してタイムマシンによって過去に戻ることは不可能と主張しています。

裏返すと未来には行けるのですね?と聞きたくなるのは私だけでしょうか(笑)

 

実はホーキング博士は過去にタイムトラベルの実験もしたことがあるそうです。

5分52秒からホーキング博士のエピソードです。

 

結果は・・・ですが、結果に対する博士の見解が超ポジティブシンキングで少しオモシロイです(笑)

 

また、科学や宇宙といった壮大なテーマを私達に考えさせるために様々なユーモアな発言を残しています。例えば、ある講演会の最後に

 

Hawking ended his lecture saying there is nothing like the Eureka moment of discovering something new. “I wouldn’t compare it to sex, but it lasts longer,” he said.

 

※「Eureka」:英紙タイムズが発行する科学月刊誌「エウレカ」

 

ホーキングは、講演の最後に新しい発見に対する快感の表現として、「セックスと比較することは出来ませんが、長く続きます」と言って、会場を沸かせました(笑)

 

そして、ユーモアなのか本気なのか真意を問いたいのが、宇宙人とAIに関する発言です。

 

宇宙学者でもあるホーキング博士ですが、

 

「宇宙人は存在すると考えるのは完璧に合理的だ」

 

という発言からも分かるように地球外生命体の存在を支持していますが、あるテレビ番組の中で、宇宙人とのコンタクトについて持論を述べています。

 

コロンブスが新大陸を発見したとき先住民を征服したことを例えに出し、

 

「人類と宇宙人の接触は人類にとって良い結果をもたらさない」

「宇宙人とのコンタクトを試みるべきではない」

 

と主張していました。

 

一方、人工知能に関しては、自立ロボット兵器へのAI搭載に対して反対する立場を取っていました。

 

「人工知能が自分の意思を持って自立し、自分自身を設計し直すことになれば、人間に勝ち目はない。」

「完全な人工知能の完成、それは人類の終焉を意味するだろう」

 

という発言をしており、人類への警鐘を鳴らしているのです。

 

ジョン・フォン・ノイマン(IQ:300以上)

 

人類史上最高のIQの持ち主です。彼は、「ノイマン型コンピュータ」を開発しました。現在稼働している全てのコンピュータの基礎となっています。

人口知能の可能性を創造した彼も生前では、機械が機械を生み出す未来が来るといつか人類を脅かす存在になるかもしれないと危惧していたそうです。

 

ビル・ゲイツやイーロン・マスクもホーキング博士とともに以前から行き過ぎたAI開発は人類のために避けるべきだと訴えています。

 

このように宇宙人とAIに対しては科学的な見識から脅威だと言っているのです。

 

 

 

また、博士は持論の中で、宗教上の神の存在を肯定した上で、創造主抜きでも科学で宇宙を説明することが出来ると言っています。

 

 

アダムの創造

作者:ミケランジェロ
年代:1511年頃

ヴァチカン市国のシスティーナ礼拝堂の天井画。

この作品は、あのレオナルドダヴィンチのモナ・リザに匹敵すると言われているほど評価が非常に高いです。

左側の青年がアダム、右側の老人が神様として描かれ、指先からアダムに生命を吹き込もうとしている意味があります。

 

 

右側の老人= AI? or   宇宙人?

 

 

人類は、昔から全知全能の存在と自分達の姿を重ねてきました。多くの宗教画がそれを物語っています。

 

しかし、人知や人間の能力を超えた存在が現れたとき、人類はその座を降りざるを得ないと言うことをホーキング博士は伝えたかったのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

 

病と共に生きることを余儀なくされた人生にあって、科学の真理を追い求めた彼の姿勢に尊敬の念を抱く方は多いと思います。

 

IQ160と言われている天才ホーキング博士の世界観のうち、我々一般人が共感できるのは極僅かかもしれませんが、

 

1日中何を考えているのか?という問いに対して

 

「女性のことです。女性は完全なる謎です」

 

とユーモアな回答を見せる一面も持っており、

 

彼のユーモアの中にある人間臭さには愛が溢れているように感じました。

 

最後に、彼が子ども達に向けたアドバイスを読者様にご紹介します。

 

 

1つ、足元を見下ろすのではなく、いつでも星を見上げること。

2つ、仕事をあきらめないこと。仕事は意義と目的を与えてくれるものであり、それがないと人生は空っぽになってしまうから。

3つ、幸運にも愛を見つけることができたなら、逃してしまわないよう、その存在を忘れずいること。

 

 

 

偉大なるホーキング博士のご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

2025年に最初の飛躍的な人工知能の発達があると予想されています。

 

その時は、今の仕事のいくらかは人工知能が奪うだろうと世界の見識者の約半数の人の意見が一致しています。

 

もう10年以内のことです。

 

一方、人生のほとんどをテクノロジーとともに生きていたホーキング博士。

 

 

その博士がそのテクノロジーの先にある人工知能の危険性を訴えているのがとても興味深いです。

 

 

もし博士が2025年まで生きていたら、その時のよのなかを見てどう言っていたでしょう。

 

 

「ほら、言ったじゃないか。」

 

 

と鋭いあの眼光で言うかもしれませんね。

 

 

ユーモアを交えて。

 

 

 

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

タンピル

 

 

 

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