ケントです。いつも読んで下さりありがとうございます。
前編では、僕が駆け出しライターだった頃の経験も踏まえながら、数多くのクラウドソーシングの中で、とくに「記事執筆」の案件に力を入れているプラットフォームをいくつかご紹介しました。
今回はその後編です。(前編はこちらから)
最近、お仕事をご一緒させて頂いているライターさんから「ケントさんって汗かき過ぎです!」と言われました。 「はて?どゆこと(;´・ω・)」と僕は思いました。僕は、その方とお会いしたことありません …
「記事執筆」の案件が多いということは、初心者ライターさんでもいくらかは受注しやすくなると思います。
なので「前編」で紹介したクラウドソーシングの中から選んで頂ければライター活動を行う場所としては問題ないかと思います。
ただ、それぞれクラウドソーシングには特徴やルールもありますので、その中でも初心者ライターにおススメの場所、あるいはおススメできない場所も少し補足説明させて頂きました。
初心者ライターがwebライターとして結果を出すために、どのプラットフォームで活動を展開していくか戦略を考えることはとても重要です。
「今よりも稼いでゆとりある生活を手に入れたい!」という目的をはたすためには、自分のスキルや取り巻く環境など現在の条件を冷静に分析し、
最も効率的に目的に達するためにはどうすれば良いか「最適解」を見つけていかなければなりません。
ところで(by the way・・・)
読者様は日頃使われているクラウドソーシングを何気なく選んで使っていませんか?
ここで読者様にお伝えしたいことは、もし、読者様がなんとなく選んだクラウドソーシングで日頃仕事を展開しているとしたら、もしかしたら得られる報酬額に大きな損失が発生しているかもしれないということです。
個人的な考えとしては自分のスキルや実績に応じてクラウドソーシングを使い分けたほうが良いと思います。
webライターは競争の厳しい市場でライバル達と競い合い、より好条件の案件を取っていかなければいけません。
たとえ読者様が初心者でも、相手は当然手加減してくれませんし、クライアントは応募してくれたライター達の中から一番優れた人を選ぶだけです。
もちろん、「それが実力勝負のビジネスの世界だよ」と言われてしまえばそれまでですが、初心者ライターさんならやっぱりすごく不安だと思います(>_<)
「自分は仕事を受注していけるのだろうか・・・」と思いますよね。(僕も当時はもちろん思いました。自信なんてまったくなかったです)
なので、なるべくその不安を減らすことが出来れば、途中で心が折れ、ライターを諦めることを選択してしまうことも減らせるのではないかと思います。
せっかく一歩踏み出したのですから、すぐに諦めてしまうのはもったいないです。
ぜひ、読者様も息の長いライターさんになってくださいね。
そこで、初心者がクラウドソーシングでライター活動を展開する上で、心にとめておいてほしい戦略の一例をご紹介します。
過去には記事作成案件に応募していたライターの立場として、そして今では記事作成を発注するクライアントの立場として、
どちらも経験している僕が両側の視点から経験則に基づく具体的な考え方をシェアさせていただきます。
もし良かったら参考にしてください<(_ _)>
きっと、諦めず挑戦し続けていれば、いつか結果が出る日がきますよ!
初心者ライターはこうやって場所を使い分けたほうがいい
たとえば、日本最大級のクラウドソーシング「ランサーズ」と「クラウドワークス」を例に出します。
(※今回はプロジェクト形式で、ある程度まとまった記事数を作成する案件の場合を想定しています)
どちらも超有名なクラウドソーシングであり、「記事執筆」案件が圧倒的に多いので、前編の記事でも「とりあえず登録しておいたほうが良いです」とご紹介した場所です。
まず結論からお伝えすると、初心者ライターが仕事場として最初に選ぶなら個人的には「ランサーズ」をおススメします。
これはあまり注目されていないのですが、この2つのクラウドソーシングには大きく異なる点があります。
それは「認定」を受けるまでの難易度が異なるということです。
ここで、本題に入る前にすこし「テストライティング」について説明しておきますね。
「テストライティング」とは、クライアントが募集案件に応募してくれたライターさんに対して、採用有無の判断をするために事前に案件に伴うテーマをお伝えし、記事作成をお願いするものです。
「テストライティング」で提出してくれた記事をみて、そのライターさんを採用するかどうか判断し、採用した場合は、テスト記事を1記事目納品としてカウントします。採用を見送った場合は、お断りの通知をして終了です。
これは業者の見積り依頼のようなイメージだと思います。
ですが、「クラウドワークス」や「ランサーズ」では、クライアントが採用前にライターさんに対して「テストライティング」を無料行うことは原則として認められていません。
以前はけっこうユルユルで、「無料テストライティング」が当たり前のように行われていたのですが、昨今は法令順守も厳しくなり、「タダ働き」に対する規制強化にどちらも乗り出しています。
こちらは事務局の回答です。
【メンバー】契約前にテストライティングを依頼された
契約前のテストライティングをおこなうかどうかは任意となります。
テストライティングをおこなうことの必要性や理由などについては、クライアントに直接ご確認ください。
もし、テストライティングの提出が難しい場合は、過去のポートフォリオの提出などをクライアントに提案してください。
なお、当サービスでは仮払い前の業務依頼を禁止しておりますのでご留意ください。
<クラウドワークス「よくある質問」よりそのまま引用>
これを読むと、「結局どっちだよ!」とツッコミたくなるほど、ぼんやりした良く分からないコメントですよね(汗)
有料でテストライティングをするクライアントさんも中にはおられますが、テストにお金を払いたくないので、いきなり本採用するクライアントさんの方がやはり多いです。
で、これはクライアントより何気に初心者ライターにとってかなり切実な問題だと思います(汗)
なぜなら、テストできないのなら必然的にクライアントは無難に過去実績のあるライターさんを採用することを選んでしまうからです。
これが仮に「テストライティング」が認められていれば、採用前に実際の記事雰囲気をみて採用有無の判断ができるので、平等な目線でライターさんを採用できますよね。
提出された生記事で正当に判断できます。
(その場合は、テストライティング勝負となるので、実績がなくても初心者ライターさんが勝てるチャンスがあるということです)
一方、テストライティングがNGという事は、クライアントはライターさんの「応募時の意気込み」、「プロフィール情報」、「過去の実績」をみて採用を判断せざるを得ないということです。
つまり、かつてはテストライティングでアピールできた初心者ライターさんは、これまで以上に苦戦してしまうことになるかもしれないということです。
最悪の場合、何度も何度も案件に応募するも、いつも自分より実績がある(だけの)ライターさんばかりに仕事を受注され、
なかなか受注できない毎日に次第にモチベーションも低下していくかもしれません。
(連続で反応がないのはかなり精神的にもキツイですよ汗)
そして最後は結局「やっぱり自分みたいな初心者ではだめか。この世界ってきびしいな・・・」とwebライターになる夢を諦める人が多いんです・・・。本当は誰よりも素晴らしい才能が眠っているかもしれないのに。
ですが、そこで決して諦めてはいけません。方法はあります。
ポイントは「ランサー認定」です。
そこで、ここからは、初心者ライターでも「ランサーズ」で戦える具体的な戦略をお伝えしますね<(_ _)>
初心者ライターでも「ランサーズ」で戦える具体的な戦略とは・・・
やはり初心者であるということは、かなりのネックです。
とりわけ、好条件の「記事執筆」案件は競争率が激化するので、「テストライティング」を認めてない「ランサーズ」で実績のない初心者が参戦してもまず勝てないでしょう。
か弱い子供がこんな場所で勝負を挑むようなものです・・。
紙がなくなるというデマが流れ、トイレットペーパーに殺到する猛者達
(ツクリエガオガギャクニコワイ( ゚Д゚)ガクガクブルブル)
なので、「ランサーズ」で展開するのであれば、初心者ライターはまずは実績を作ることにフォーカスすべきだと思います。
そこで、おススメなのが「記事単価の安い記事執筆案件」にあえて募集することです。
「ええー、それじゃ儲からないじゃん!」って思う読者様もいると思います。
ですが、実はリターンが大きいことをこの後で説明しますので、すこし我慢して聞いてくださいね(*´ω`)
ランサーズをはじめ、どこのクラウドソーシングでも1記事当たりの記事単価をかなり安く設定している「記事作成」案件があります。
(相場目安:50円~200/記事)
そんな単価が安い案件は、実績のあるライターさんはまず応募しませんから競争率は低いです。
そして、この案件で募集をかけるクライアントのターゲットも、最初から初心者ライターさんが前提です。
つまり、初心者でもかなりの確率で採用されやすいです。
この場合のクライアントの意図としては、初心者ライターさんに自分の仕事場を通してライティングスキルを磨いてもらいながら、
徐々に記事のクオリティーを上げていき、サイトを強化を図っていくことがねらいです。
一方で、初心者ライターさんにとっても、記事の質は量でしか生まれないので、記事作成機会を得られるためライティングスキルが磨けます。
いつもありがとうございます。 先日、電車に乗っていると、目の前でイケイケの女子高生2人が会話をしていました。 聞いちゃいけないと思ったのですが、割と大きな声でしゃべっていたのでついつい耳に入ってきたんです・・・。 会話の …
なので、メリットはあります。
ただ唯一不満な点は報酬が安すぎるということだと思いますが・・・
「実績」をつくるためにあえて自分を安売りするんです。
なぜか?
それは、なるべく早く自分が「ランク付き」になるためです。
ランサーズ公式HPではランクについて、このように説明しています。
各ランクごとの基準一覧表【ランサーズ】
概要 | 本人確認や機密保持確認などが完了しているランサー様です。 | 受注実績のあるランサー様です。 | 評価が高く活躍中のランサー様です。 | 実績、報酬額、高評価などの条件を満たしたランサー様です。 |
詳細 | ● 以下の各項目が登録済み
・表示名 |
● 以下の各項目が登録済み
・表示名 |
● 以下の各項目が登録済み
・表示名 |
● 詳細はこちら ※認定ランサーの基準に変更はございません。 |
さきほどもお伝えしましたが、テストライティングが認められてない「ランサーズ」では、ライターさんのプロフィール情報が大きな採用有無の判断基準となります。
なので、「ランサーズ」から上記の称号のいずれかを得ているライターさんは、やはり僕もそうですがクライアント側としては印象が良く、採用しやすいです。
ここで、表を見てみてください。
さすがに最上クラスの「認定ランサー」になるのは時間がかかりますが、実は「ブロンズ」「シルバー」になるまでは比較的容易なんです。
とくに「シルバー」は「認定ランサー」になる手前のクラスなので、かなりクライアントに対して好印象になります。
では、どうすれば効率的にランクアップできるのか?
上記の「各ランクごとの基準一覧表」のマーカー部に注目してください。
① プロジェクト方式の仕事受注1件以上
② 資格
この2つをクリアできれば、ランクアップしていけることが分かるかと思います。
①については、自分をとりあえず安売りして、さっさとプロジェクト方式の仕事を受注し、納品を完了させれば1つ目はクリアです。
あとは②の資格ですが、ライティングスキルを身につけたい読者様にとっておきの資格があります。
それは、「WEBライティング実務士」の資格です。
WEBライティング実務士の資格とは
一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が発行する民間資格の試験制度となります。
クラウドソーシングのお仕事の中でも需要の多いWEBライティングですが、今後はさらなるWEBサイトの活性化を背景にWEBライターのニーズが高まることが予想されています。WEBライティング技能検定講座は、日々増加するWEBライティングのお仕事をするにあたって、クラウドソーシングで働くために必要なビジネスマナーや基礎知識、文章作成技術などが身につきます。
これを取得すれば、読者様のランサーズの個人ページの資格記入欄に記載できますので、2つ目もクリアできます。
以下は僕が実際に仕事をご一緒しているライターさんの個人ページの抜粋です。(本人に画像掲載了解済です)
この方は、僕とのお仕事をしている途中で、「シルバーランク」になられた方です。
ライティングスキルも高く、やる気も申し分ない方で、前々からこの資格取得を僕はおすすめしておりました。
するとある日、こんなメッセージが届いたんです。
それは「合格しました~!」という報告でした。
そして、「さっそく個人ページに記入してきます!」と嬉しそうに言われていました。
すると、またメッセージが届いたんです。それがこちらです。
個人ページに「WEBライティング実務士」の情報を記入したら、一気に「シルバーランク」まで上がった!という報告です。
(僕も本当に自分の事のようにすごくうれしかったです(*´ω`))
(このように自分のプロフに書けるようになります)
このライターさんは、今後確実に受注率も報酬額も上昇していくと思います(*´ω`)
これが、僕がランサーズをオススメする理由です。
さてさて、これまでご紹介した具体例をみて、自分も受けてみようかなと思われた読者様のために、
このライターさんに「WEBライティング実務士」試験の難易度はどうだったのか聞いてみましたので、ご紹介しますね。
難易度ですか?
選択問題は数がありますが4択ですし、教材の中にある例題がそのままなので、不安な問題は思わず教材をみて回答しました。
それよりも難敵は実技のほうかもしれません。
4問出されますが、3問目まではキーワードの指定があります。
当然、それはいれないといけませんし、冒頭を例として書き出されていますが、それを使用するのは禁止です。
4問目はキーワードも何もなくてフリーです。
Webで検索してまとめるという感じになるでしょうか。
240文字以上300文字以内という制限がキーワード付きの3問。
320文字以上400文字以内という制限がキーワードなしの1問。
時間的に私は余裕がありました。
4択を3回ほどテキストを参照しながら見直しして、実技の4問書き終えて推敲してもまだ時間がありました。
試験時間は1時間30分、ネットの接続が切れたらそこで提出とみなされるので、ネットの環境には気を付けておかないといけないかな?
こんな感じです。参考になれば幸いです。
ちなみに試験は1ヶ月に一度開かれています。
また、WEBライティング技能検定受験するにはヒューマンアカデミーのWEBライティング技能検定講座を受講する必要があり、
受講料や受験料などトータルで4万ほど費用がかかります。(当初調べ)
めちゃくちゃ高いですよね・・・。
ただ、長い目でみるとステップアップできるのは間違いないですし、資格の威力は大きいので、後で十分取り戻せると思います。(もちろん自分に自信がつき、納得してからでいいです)
(また自己投資はやる気が出ます。自分に投資するマインドは絶対にこの先でも必要かもしれません)
なお、選択問題はとっても簡単ですので、実技の過去問を何問か解いておけばいいかと思います。(過去問は公開されてます。)
ちなみに合格率は50%くらいですので、わりと合格しやすい資格です。
ランクアップのためにも挑戦してみる価値はあるかと思います。
(おまけな情報としては、すっごい立派な合格証書が届きます(笑))
① プロジェクト方式の仕事受注1件以上
② 資格
この2つの条件を満たすことが出来れば、「ランサーズ」で読者様もランクアップし、受注しやすくなります。
クラウドワークスが初心者ライターにはハードルが高い理由
一方、「クラウドワークス」でもプロクラウドワーカーという認定資格があります。
【共通】プロクラウドワーカーとは
プロクラウドワーカーとは、全クラウドワーカーの中から定められた基準を満たした人だけを選抜した、仕事能力の高いプロフェッショナル集団です。
<クラウドワークス「よくある質問」よりそのまま引用>
ですが、「ランサーズ」と比べると、めちゃくちゃハードルが高いんです(汗)
これ初心者ライターが観たら、「あ、無理だわ」って思いますよね(汗)
(もちろん、いつかは狙ってみてください)
だから「ランサーズ」のほうが、初心者ライターにとって実績も積みやすく、「認定」も取得しやすいので僕はおススメです。(ここはなるべくハードルを低くしていきましょう(*´ω`))
あとは「認定」を受ければ、クライアントの目に留まりやすいので、受注率もあがり、報酬額も伸びていきやすくなると思います。
そこから頑張って、積み重ねていけば、いつかは最上級クラスの「認定ランサー」も夢ではありません。
きっと、コツコツと続けていれば、読者様も「認定ランサー」になれます。(でも、決して無理はしないでくださいね。疲れた時は休めばいいです。息の長いライターになってください)
以上、初心者ライターでも「ランサーズ」で戦える具体的な実践方法の考え方をご紹介しました。
ランサーズでライターを始めてみたい方は、もし良かったらこちらからどうぞ。
>> ランサーズ
まとめ
今回は、「前編」「後編」と2部構成でクラウドソーシングで初心者ライターさんが不利な状況下でも稼ぐために効率的に展開できる戦略をご紹介しました。
これはほんの一例で、まだまだおすすめできる戦略はあります(*´ω`)(またお伝えしますね)
初心者ライターさんが市場に出て戦うのはやはり勇気要ります。
自分には実力がないと自覚しているのなら、二の足を踏むのはなおさらです。
でも大丈夫です。
勇気をもって舞台に上がってください。
初心者ライターだって、十分戦えます。
なので、時には挫けそうになる時もありますが、どうか希望を捨てずに取り組んでみてくださいね。
続けていればきっと光は見えてきますから。
いつか読者様も、希望の矢を前方に力強く放てる時がきます。
心から応援しています。
ケント