ところで、質問です。
貴女はなぜライティングに興味を持たれたのでしょうか?
ライティングってざっくり言うと文章を書くことですが、
これが特殊なスキルなら価値があるので、まだ世間は注目するかもしれません。
ですが、日本人ならそれなりの文章はみんな書けてしまいますよね。
あるいは、
「会社の昇格試験で必要だ」とか「パートの面接に受かりやすいから」とかでやらざるを得ない状況なら、
ライティングが必要だと思えるかもしれませんね。
ですが、それも関係ないです。
なので、普段の生活の中では、世の中がライティングに注目する場面ってほぼありません。
ゆえに、ライティングをやりたい人も自分たちの周りでは滅多にいません。
貴女が「ライティングを頑張ります!」って声高に宣言しても、周りはわりと「・・・ん?それ必要?」になると思います。
つまり、ライティングに注目した読者様は、それだけで希少な人と言えます。
一方で、
きっと貴女がライティングに注目した一番最初のきっかけは「稼ぎたい」という気持ちと同時に、
「自分はなんとなく書くことが好き」
「自分の記事で人の役に立てたら嬉しい」
そういう前向きな理由でライティングを始めようと思ったはずです。
そう、つまりライティングは他人に言われて義務的に始める人が少なく、
最初のきっかけは、前向きで清廉な気持ちで始める人が多いんです。
ここがとても重要で、
僕は、ライティングでつながるコミュニティーこそ、とても居心地の良い空間になると思っています。
酷なことをお伝えします。
貴女にいくら才能があろうとも、書き続けることが出来なければその価値はゼロです。
断言しますが、ライターにとって一番ハードルが高いのは継続することです。
ノウハウを習得することよりも、文章がうまく書けることよりもです。
事実、
今の貴女が考えているように、
途中で辞めていくことを選び、去っていった人を何度も見かけたことが今まであったでしょう。
別れ際の最後に、
「いつかまた落ち着いたら再開したいと思っています」
という人がほとんどですが、
おそらく再開する人はいないと思います。
少し大げさな言い方かもしれませんが、
ライティングは人生を変えることができると思います。
そして、その気になれば誰でも実現出来ます。
書くことを続けることさえ出来ればかなり成功に近づくのです。
近年クラウドワークスやランサーズなどで、自宅にいながら気軽にライター業にチャレンジできる環境になりましたね。 ただ実際に取り組み始めてみると、想像していたようにはうまくいかなくて、悩んでいる人 …
今までもライティングに取り組む貴女に対して誘惑してくる人や攻撃してくる人はたくさんいたと思います。
やはり周囲がやっていないことをやるのは少しばかり勇気とエネルギーが必要だと思います。
そして、やり続けるのはさらに勇気とエネルギーが必要です。
ですが、それで諦めてはいけません。
貴女の周囲をちょっと見回してみてください。
会社の上司や身近な友人など本気で何かに取り組んでいる人がどれくらいいるでしょうか・・・?
おそらく貴女みたいに、心身をすり減らしながらも何かに果敢に取り組んでいる勇気のある人は少ないと思います。
人は、年齢が高くなるにつれ、公私とも役割が増えていきます。
ゆえに、心理的な多忙感が増していきます。
それがやがて、不満やストレス、将来への不安を抱えながらもいつの間にか生活が確立し、
一応は安定もしているので、思い切った変化を好まなくなります。
いわゆる「守りに入る」というやつです。
そして、気持ちが保守的になると、なんだかんだと理由をつけて、挑戦することから離れていってしまいます。
そんな周りの姿を見ると、弱った時の貴女はそっちの世界に行きたくなるでしょう。
今日もライティングは地道な作業の繰り返しです。
本当に辛いので、途中逃げ出したくなる気持ちも分かります。
貴女が今の生活のままで良いならば、ライティングを辞めるという、楽だけど退屈な選択をすれば良いと思います。
僕の20代は、進むべき方向が定まらず、迷いに満ちた10年でした。
貴重な時間を無為に過ごし、仕事への姿勢も、全力で打ち込んでいたとはお世辞にも言えない中途半端な男でした。
悩むことばかりにひたすら時間を費やしていました。
30代になり、ライティングというものがあることを知り、その時に初めて、恐る恐るクラウドソーシングに登録しました。
今思えば滑稽ですが、登録するだけで3日もかかり、案件に応募するだけで1週間もかかりました。
当時の僕は、ライティングの世界の入り口に入ることすら、1つの大きな挑戦だったんです。
それからの僕はライティングというものに取り組みました。
途中、何度も何度も挫けそうになりました。
周りの楽しそうに遊んでいる姿を見ると
「なんで俺はこんなに苦しんで自分の時間を削ってやっているんだ?」
と心が折れそうになる時もありました。
ですが、それでも手を止めることはなかったです。
すると、不思議なもので次第に書く体力がついてきました。
ライターとしての筋力と言ってもいいかもしれません。
そこからです。
苦しい時もだんだんと踏ん張ることができるようになりました。
そして、心が無駄に動き揺らぐこともなくなっていきました。
僕はライティングによって突破口を見出すことができました。
意識が変わりました。
仕事力がつきました。
視野が広がり行動的になりました。
生活が楽しくなりました。
ライティングで人とつながり、もっと面白いことをしてみたいと思いました。
そして、最高の人たちと出会うことができました。
今は心底から実感できますが、僕が手に入れたものは、決してライティングだけではなかったのです。
繰り返して言います。
貴女が今のままでいいならば、ライティングしないという、楽だけど退屈な選択をすればいいです。
ただし、これだけは貴女に心から伝えたい。
ライティングは貴女の人生を変えることができます。
ライティングに注目した読者様は、それだけで希少な人なのです。
最後に決めるのは誰でもない、
貴女自身です。
※注記 ※掲載している画像は、個人情報に配慮しモザイク処理しています。 ※会話の中に出てくる「有益な情報」は一部モザイク処理しています。 ※仕事をご一緒しているライターさんをメンバーさんと表記しています。 …
ケント