コミュニティーにおけるビジネスで超重要なマネタイズポイントの考え方について

幼少期は山奥の大自然の中で育った母は季節の変わり目に空気感が変化した時はマジで分かるらしく「おや、秋の匂いがしてきたねぇ」と言っているのですが、

それを毎年聞く度に、「それって物悲しい匂いなの?」と毎回定型文を返しているケントです(*´-`)(ある時期になると毎年必ず同じこと言っている人って意外といますよね・・・母ちゃんごめん)

 

今回は、ビジネスにおいてめちゃくちゃ重要なマネタイズポイントの考え方についてお伝えしようと思います。

 

「売り物」はお金の内訳を意識すべし

すき家って牛丼にトッピングとして入っている玉ねぎの量を増やすといった「ねぎだく」も無料で利用できる裏メニューがあるのって知ってました?(*´ω`)

 

たとえば、300円ほどで食べられるすき家の牛丼ですが、これを販売するすき家は、「お客さんが何に、どのサービスに価値を感じお金を払っているのか?」を把握しなくちゃいけません。

 

で、概ねこの牛丼の値段の内訳は3つに分かれます。

① お店の空間価値

② お店のブランド価値

③ 牛丼の商品価値

 

①はたとえばすき家なら、駅前などの立地条件の良いところによくありますが、あれはなるべく時間をかけずにささっと食べたい人との相性がいいからで、そんな人はすき家に価値を感じます。

あるいは、カフェなら、お洒落でゆったりとした時間が過ごせる空間にお客さんは価値を感じていますよね。

②はたとえばすき家は、昔から人気の吉野家の店舗数をすでに上回り、日本最大の牛丼チェーン店ですし、メニューの品揃えも多く、裏メニューも充実しているので、牛丼ブランドとしてその価値を高めています。

カフェなら、世界中で展開し、3万店舗を誇るスターバックスのブランド価値はもはや説明するまでもないですよね。

で、最後の③は牛丼そのものの価値です。

 

ビジネスを展開するなら、①と②の価値を高めることがめちゃくちゃ重要で、とくに②のブランド価値を高めることに成功すると息の長いビジネスにできます。

また、ここを強化しなければ価格競争に巻き込まれ、薄利多売を展開せざるを得ない状況に陥るので、確実に疲弊します(汗)

 

ちなみに、僕が今仲間と展開しているライターコミュニティーに当てはめた場合は、こうなります。

 

書人百花記事代行サービス事業書人百花マルシェ含む)の空間価値

書人のブランド価値

ライティングサロン「SNT」という商品価値

 

で、①と②については、日頃からとても大事だよ!という会話はメンバーによくしているのですが、今回は③について語ります。

③のマネタイズポイントがどこなのか例に出しますが、これは全てのビジネスの商品価値においても共通する部分であり、

経営者様はとくに注意しておかなくちゃいけないことだと思いますm(_ _)m

 

フロントエンドとバックエンドの線引きについて

 

さきほど、すき家を例に出しましたが、すき家のフロントエンド商品は、「牛丼」です。

一見、「牛丼」はメインメニューなので稼ぎ頭だと思われがちですが、実はそれ自体はほとんど利益がありません。

つまり、すき家の「牛丼」って単なる客寄せ商品なんです。(安くてうまいので僕は大好きですけどね(*´-`))

これがフロントエンドの考え方です。

 

じゃぁ、バックエンドって何かというと、すき家では、たとえばポテトサラダとか豚汁です。

ズバリ利益を生み出しているのは「サイドメニュー」なんです。

お客様が思わず頼んでしまう商品こそが、実はすき家の生命線なんですね。

だから、すき家はサイドメニューのラインナップを気合入れて揃えているんです(*´ω`)

これがバックエンドの考え方です。

 

ただ、利益率が高いからと言って、すき家がポテトサラダ屋さんや豚汁屋さんを始めてしまうと、ブランド価値は下がり、

お客さんが店に来る理由も減ってしまうので、全体の収益は落ちると思います。

 

つまり、絶妙のバランスで、フロントエンドとバックエンドの線引きがきちんと出来ていれば、そのビジネス設計はとても優れていることが分かります。

もちろん、ライティングサロン「SNT」という商品もきちんとフロントエンドとバックエンドを切り分けて展開しています。

 

「SNT」のフロントエンドとバックエンドは何か?

「SNT」の月額会費は2000円に設定しています。

 

手前味噌かもしれませんが、巷のライター養成スクールやライティングセミナーの価格相場を調べると、1日平均16000円なので、

これって、あり得ないくらい破格の金額です(汗)

 

「SNT」では、ライティングスキルだけでなく、執筆を習慣化できるまではけっこう辛いのでメンタル的なサポートもしますし、

あらゆるコンサルやライティング教材の中から、本当に必要な情報だけを体系的に整理したものを無料で限定コンテンツとしてSNTメンバーには提供させて頂いています。

(セミナーなんて教材だけで数万円しますよね・・)

 

また、どこにも語られてない僕の「limited Notes」もシェアさせて頂いていますし(今後も充実させていく予定です)、

書く環境だけでなく、女性ライターだけが集まる貴重なZOOM飲み会も定期的に開催され、日頃の悩みなど意見交換できる場所も作っています。(主催をしてくれるメンバーには感謝しています。いつもありがとう)

 

さらに、ライティングを学べるだけでなく、全員で稼げる環境も作っています。

 

この内容で、巷のスクールやセミナーと比べ、同じ1日に換算すると66円ですから・・・。(これでも高いと思われたら、もうしょうがないです)

 

これが「SNT」におけるフロントエンドです。

 

本当は無料でもいいのですが、それでは、「とりあえず入っとけ!」っていう適当な気持ちで入会する方もやって来る可能性があり、

今の雰囲気は壊さず大切にしたいので、そこは有料にしています。

 

で、なんでそんな破格の会費にしたのかと言うと、もちろんバックエンドの展開を見越してのことです。

具体的には、入会費を極端に下げることで「SNT」の仲間をなるべく増やし、その環境の中で鍛えられた書人を集めるためです。

 

 

つまり、書人百花の集客力をもっともっと強化させ、書人の存在を世の中に広く認知してもらいながら、書人達で【内側マネタイズ】や【外側マネタイズ】(上図参照)を拡大展開していくことを視野に入れているからです。

 

内側、外側マネタイズの概念についてはこちらをどうぞ

 

スクールやセミナーがやっているビジネスは「メインメニューの牛丼しか売らないすき家」で、この先の時代では、かなり厳しくなるのではと思っています。

だって、ライティングテクニックは机上で学べますが、手を動かす環境までは提供していませんし、

本来の目的である、ライティング習得後の具体的な稼ぎ方までは教えてないですから。

(そして1(講師):N(受講生)の一方向の学びにそんなに価値があるとは思えません・・・)

 

さらに、ネットビジネスは参入した瞬間、ライバルは全国の同業者になるので、仮に「無料スクール」や「1万円貰えるセミナー」が来た瞬間、お客さんをごっそり持っていかれます。(つまり既存のサービス形態は崩壊します)

 

もはや今の現代、「情報価値」にそんな大差はありませんから、戦いどころはどう考えても「体験価値」で、ライティングを通してどんな体験が出来るかなんじゃないかなぁと僕は思っていますm(_ _)m(もちろん考え方は人それぞれだと思います)

 

「1日16000円でライティングを教えてくれる環境」

「無料(あるいはそれに近い)でライティングを教えてくれるだけでなく、稼げるチャンスもある環境」

 

読者様がライターを目指すなら、どっちの環境を選びたいですか?

 

今後、あらゆるサービスは、「フロントエンド」と「バックエンド」はきちんと線引きして設計していかないと、生き残ることはけっこう難しいかもしれません・・・。

 

「SNT」のバックエンドは実はこれだけでは終わらない

 

さらに、先ほど説明したフロントエンドの部分「SNT」の月額会費2000円についてですが、

僕は完全に自分の報酬としては放棄し、メンバーにすべて還元するルールを採用しています。

 

下図を参照して欲しいのですが、「SNT」では3つのステージに分かれ、メンバーはそれぞれのステージに進み、最大5つのサイトを渡り歩きながらライティングを鍛える仕組みを作っています。

 

 

3つのステージには、それぞれ3人のステージリーダーを配置し、各自はそれぞれ、およそ30名ほどのメンバーを統括しています。

また、その30名も4チームくらいに分かれチームを作っており、

各チームには「リーダー」、「サブリーダー」を配置し、日頃はチーム内のメンバーが執筆した記事の添削をしています。

「SNT」入会者が出れば、メンバーが過負荷にならないように注意しながら、受け入れることが出来るチームに配属します。

(なのでキャパが埋まると、「SNT」は入会中止の状態になることもあり得ます)

 

各ステージのチーム配置イメージ

Aチーム:リーダー1人、サブリーダー2人、メンバー6人(キャパいっぱい)

Bチーム:リーダー1人、サブリーダー2人、メンバー5人(あと1人受け入れ可能)

Cチーム:リーダー1人、サブリーダー2人、メンバー4人(あと2人受け入れ可能)

Dチーム:リーダー1人、サブリーダー2人、メンバー6人(キャパいっぱい)

 

で、下図のように「ステージリーダー」と「リーダー」には、自チームのメンバー数だけ月額会費を分配するので、日頃の取り組みにもやる気が出るのではと思います。

たとえば、10人チームのリーダーは毎月1万円の月定額報酬が得られます。(リーダーを含めると11人チーム。ただし創設期メンバーは対象外)

 

 

 

チームのメンバーがさらに増えれば、リーダーの指導の元で育ったサブリーダーは独立し、

新リーダーとして独自チームを結成します。(つまり月額報酬が得られる)

 

一方で、「SNT」では、「オフラインアフィリエイト」という制度を導入しており、自分の広告によってメンバーをスカウトすることが出来たら、お礼として1000円がキックバックされます。

 

なお、スカウトされたメンバーは、スカウト者のチームに優先的に招待できるルールも作っています。

 

つまり、「SNT」に日頃から頑張って貢献した分だけ、自分の報酬に返ってくる仕組みです。

 

また、この仕組みが循環すれば、途中で挫折して辞めていく人も減らせるだろうし、持続的に運営していける女性ライターのためのプラットフォームにができるかもしれません。(僕がいなくなっても数年先まで稼働できる仕組みがベストです)

 

何故こんな考え方になるのかというと、

もちろん書人百花」を基点とする「アフィリエイトブログ」と「企業記事代行サービス」の方(バックエンド)が利益率が高いからです。

 

だから日頃も、書人を増やすためにはどうすればいいのか考えたり、

あるいは、書人たちに「書人百花」がいかに重要な場所であり集客力が決めてになるか伝えているんですね。(いつもしつこいくらい言っているのでメンバーは若干ウザいと思います。とふふ)

 

ただ、僕のマネタイズポイントは、実は「書人百花」にも定めていません。

僕が最終的に定めているマネタイズポイントは、「企業コンサル」です。

 

こうなってくると、「フロントエンド」と「バックエンド」というよりも、このように並べた方がイメージつきやすいかもしれません。

 

①ファースト

> SNT(月額会費×人数の収益)

:メンバー100%報酬

②セカンド

> 書人百花(記事代行、マルシェの収益)

:メンバー50%報酬

③サード

> 書人特化チーム(アフィリエイト、有料サロンの収益)

:チーム60%報酬

④フォース

> 企業コンサル(個別コンサル、企業間ジョイントの収益)

:考え中。ケント個人の展開可能性もあり。

(※上記の報酬割合は変更の可能性あり)

 

なので、④に向けて僕は展開していきます。(もちろん一つずつ順序立ててクリアしていかなくちゃいけませんが)

 

つまり、マネタイズポイントを後ろにずらし、②〜③で発生した僕の取り分は「SNTや書人百花の宣伝」、「ライティング環境の充実化」、「書人の育成」などに対してどんどん投資します。

 

たとえば、投資内容としては・・・

「有料広告」、

「中古ドメイン購入」、

「ウェブデザイナー外注化」、

「実力者様にコンサル依頼」

などです。

 

投資すればするほど、それに応じて全員が稼げる額も増えていく可能性が高いです。

それを全員で取り組み実現できたなら、②「書人」のブランド価値も高まっていきます。

(ゆえに個人でライティングセミナー開催など単独展開も可能かも)

 

ただ、それよりももっと重要なのは、とくにオンラインビジネスの「知識」や「経験」が組織的に貯まっていき、

そのノウハウを「独自サービス」として世の中に価値提供できるということです。

つまり、企業様のコンサルをすることでマネタイズが出来るビジネスが可能になります。

 

「知識」や「経験」は外部の影響に左右されにくいので、もっとも堅実で安定したビジネスに繋がります。

 

これからの時代は、マネタイズポイントをファーストだけ設定したのでは生き残っていくことは難しいかもしれません。

これはいろんなビジネスにも言えることだと思います。

 

今回はやや難しいテーマを取り上げてみました。

ですが、めちゃくちゃ重要な概念だと思いますm(_ _)m

 

なので、何かビジネスを展開されている読者様は、

今置かれている環境の中で自分のマネタイズポイントはどこに設定すれば一番良いか?

もし良かったら、ここの点を少し考えてみてくださいね(*´ω`)

 

ではでは、また最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。

季節の変わり目はお体にご自愛ください。

 

ケント