ケントです。
今回は、ビジネスで最も基本かつ重要と言われる「集客」「教育」「販売」におけるDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)について解説したいと思います。
DRMは、「ビジネス」がつくものであれば共通の大切な考え方ですし、もちろん「ネットビジネス」でもそれは同じです。
DRMとは簡単に言うと、
見込み客を集める ➡︎ 販売する
実はこれだけです。
ただ、この両者の間に入る「教育」が一番重要であり、また一番出来ていない部分だったりします。
ではでは、ここから、この流れを具体的に解説していきますね。
DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)ってなに?
たとえば、物販でも情報商材でもアフィリエイトする場合は、大抵このDRMというマーケティング手法を利用しています。
ここでは、一番分かりやすい「稼ぐ系」の情報商材アフィリエイトで説明しますね。
最もオーソドックスな手法としては、まずはSNSなども使いながら、自分のブログに人をなるべく集めます。
SNSやブログ記事では、ハッシュタグやキーワードを使って発信できるので、そのキーワードで検索する見込み客を集めることができます。
キーワードで検索する人は、何かしら悩んでいるから検索するのであって、
そのキーワードに内在している悩みを抱えているブログ訪問者に対して、たとえば・・・
「(このキーワードで訪れてくれた)読者様、その悩みを解決したいならこんな商品ありますよ。」
「もっと有益情報を詳しく知りたいなら、メルマガでは詳しくお伝えしています!」
とメルマガに誘導すると、中には登録してくれる訪問者が現れます。
メルマガに登録するということは、その人にとっては、それが深い悩みである可能性が高いです。
そして、メルマガでは、定期的にメールを送ることで相手とコミュニケーションを図っていきます。
単純接触効果(ザイアンスの法則)といって、人は何度も接触するとその発信者に好感を持ちやすく、メルマガは少しずつ心の距離を近づけることが出来るので、とても効果のあるアプローチ方法です。
たとえばこんな感じのストーリーのメルマガってとても多いです。
「その悩みとても分かります。自分もそうでしたから。」
「実は自分は昔、こんなことやあんなことがあって、本当にどん底だったんです。」
「さらに、仕事がどうたら、恋人とこうたら・・・あの時はもう本当に落ち込みました。」
「でもね、ある日これじゃダメだと思ったんです。」
「だからラストチャンスと思い、この情報商材を思い切って買ったんです!」
「でも、最初はさっぱりダメでした・・。」
「今回もまた騙されたか。と思ったのですが、それでも諦めずコツコツ続けていたら・・・何と初成果が出たのです!」
「そこからはどんどん状況は好転し、気付けば自動的にザックザクでお金が増えてくる毎日に!(驚)」
「今では月収◯◯万を達成し、悠々自適にストレス全くなしの楽しい人生を恋人と送れています♪」
「これを購入すれば、あなたも私のように絶対になれます!何の取り柄もなかった私が出来たのですから。」
「今だけ、この特典をつけていますので、こちらからもし良かったらどうぞ」
・・・みたいな話を読者様もどこかでみたことあるかもしれませんが、
その内容に共感を覚え、親しみを感じたなら、メルマガ読者の中には、「ちょっと買ってみようかな」って思ってくれる人もきっといます。
これがメルマガ読者が1人なら難しいかもですが、100人、1000人ならきっと数人はいますよね。
そこで最後に魅力たっぷりにセールスすると・・・商品が売れます。
このように、ブログなどで見込み客を集め、メルマガで信頼関係を築き(教育)、そして最後に商品を紹介する。
集客 → 教育 → 販売
この3つの流れを作ることがDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)です。
人間の行動や心理をとても上手に利用した手法ですよね(*´ω`)(とても流れがきれいです)
だから、これまで多くのアフェリエイターが情報商材を売る時には、このDRMが広く使われていたんです。
ですが、この従来のDRMの手法は、これからの時代では厳しくなっていくのではと個人的には感じています。
具体的には、これまでDRMの展開において「重要度の大小関係」として世の中で広く一般的に言われてきた、
集客 > 教育 = 販売
つまり「集客」上位のこの関係式が成り立たなくなるのではと思います。
そして、僕が考える新たな関係式では、「集客」と「教育」が逆転し、
集客 < 教育 = 販売
この大小関係を構築することがこれからのDRMには必要だと考えます。
その理由を示すために、一つずつ現状を解説していきますね(*´ω`)
「集客」に対する動向と考え方
ビジネスでは、見込み客を集める作業を「集客」と言います。
集客し商品に接する人の数が多いほどモノは売れやすく、とりわけ「ネットビジネス」においてその集客方法として分かりやすいものは以下の2つです。
・SEO記事
(グーグル検索エンジンなど)
・SNS
(ツイッター、インスタ、フェイスブックなど)
もちろん時代によって、人の価値観って変わるので集客の仕方は変わってきます。
たとえば何でも手に入りやすい現代では、「モノ価値」より「体験価値」を大切にしたい人が多くなってきています。
仮にその価値観が主流になると、いくら物欲を満たせる情報をインターネットで発信しても、そもそも人は集まりませんよね。
(以前は稼げていたのかもですが、SNSで札束を見せつけ豪遊している姿ばかり発信している人はこの先の集客は厳しいでしょうね(汗))
そして、ネットビジネスでは、「集客」そのものがかなり難しくなってきているのが最近の動向です。
たとえば、最近のグーグルのコアアップデートは著しく、昨日まで検索上位にいた記事がいきなり圏外に飛ばされることが普通に発生しています。
特に、「健康系アップデート」と言われるYMYL(Your Money or Your Life)の、お金や生活に関わるキーワードの記事は影響が激しいですね。
お金や生活に関わるキーワードって、考えてみればかなり範囲が広いです(汗)
たとえば、お金なら「投資」「クレジットカード」「保険」などはお金に関わるキーワードですよね。
また生活ならもっといろいろなものが対象になり得ます。
一定の基準としては、「人の人生を左右する(生死に関わる)」ものが対象だそうですが、
一般的な趣味系などのキーワードよりも高品質な内容が求められるため、本職で生業としている専門家でもない限り、ブログなどでビジネス展開すること自体がハードルが高くなってきました。(にわか知識ではもはや通用しない)
ちなみにこの「健康系アップデート」によって、検索結果に60%の影響が出たとグーグルは報告しています。
ここでアフェリエイター側の視点で言えば、実はアフィリエイトで高額報酬なのは、「人の人生を左右する」ものが多いです。
なので、以前からこのYMYL系で取り組んでいるアフェリエイターもかなり多く、強豪揃いなのもこのジャンルの特徴です。
ゆえに、今いろんなアフェリエイターが「明日は我が身では・・・?」と怯えている人も如実に多いと思います(汗)
ですがこの先も、どんな状況になろうがグーグルの方針は絶対です。(グーグルはネットビジネス界の神様です)
したがって、グーグルがさらに新たな方針を打ち出すかどうか、その動向に戦々恐々と様子を伺っている人は今後もどんどん増えていくと思います。
おそらく、収入の柱がそれ1本のみで戦っている方は夜もぐっすり寝られないのでは・・・。
つまり、これらをまとめると、
✔️いくら集客しても今後もずっとグーグルアップデートに対する不安は抱えたままアフェリエイターは展開していく必要がある
✔️とくにYMYLのジャンルで多い高額アフィリエイト案件はグーグルの影響を受けやすく継続的に安定して収益化できる保証もない
✔️それは熟練のアフェリエイターや稼いでいるアフェリエイターであっても例外ではなく、グーグルの方針は絶対である
この時代の流れを考えると、
組織的に展開するならまだしも、これからたった一人で個人展開するアフェリエイターが確実な「集客」をすることは難しく、
ゆえに「収益化」も安定的に確保することもまた同様であるということが理解できると思います。
では、次は「販売」はどうなのか解説していきます。
「販売」に対する動向と考え方
「販売」は誰もが理解されていると思いますが、この商品が手に入れば、あなたはどんなに良い未来が待っているかを伝え、商品を紹介することです。
昔は、アフィリエイトとは、いわゆる「紹介する人」であり、中身を丁寧に解説し、紹介すれば稼げていました。
もっと言うと、集客し、ブログにとりあえず商品をアフィリエイトすれば、それだけで稼げる時代もあったのです。
でも、これからの時代は、これでは売れないと思います。
なぜか?
それは、昔と今では、人が商品を買う理由が変わってきているからです。
端的に言うと、
昔は「いろんな人が持っているし、良い評価だから自分も買ってみよう」と思えば人は商品を買っていました。
なぜそういう状況だったのかというと、
主な情報源が、検索ツールの「グーグル」や「ヤフー」あるいは「テレビ」や「雑誌」などに限られ、
情報を一方向的に受け取るだけの世の中だったからです。
つまり、検索順位が上位である情報や、特集や巻頭カラーなどで紹介されている情報を受け取ることにより、人を操作することも可能だったわけです。
だからネットビジネスで言えば、いち早く情報を発信し、グーグルの上位に掲載させ集客できた者が勝てたんです。
ですが、今は違います。
個々であらゆる媒体から新鮮な情報を入手できる世の中になった今では、「みんなが良いと言っているから買ってみよう」ではなく、
「大好きなあの人が良いと言っているから、自分は買いたい」に人の考え方が変わってきているのです。
たとえば、以前ユーチューバーのヒカキンがセブンイレブンで美味いと思う商品第1位に「おいしさまるごと ナチュラルポテト うましお味」を紹介したところ、瞬く間に売り切れた店が続出したというニュースが流れました。
社会的に影響力を持つインフルエンサー達は、「昨日は〇〇を食べました!」とか「今日は〇〇を買いました~」とサラッと伝えるだけでアクセスが集まり、その商品の消費が増えるそうですね。
そんなユーチューバーのフォロワーの数を見れば、普通に政令市規模の人数に匹敵するので、そんな現象が起きることも納得です。
つまり、何が言いたいのかというと「何を買うか」ではなく「誰から買うか」に顧客の考え方も変わっているのです。
今の人たちは、別に「ポテトチップス」なんてどこで買っても良いのですが、ヒカキンが言っているから、わざわざセブンイレブンに足を運んでまで「おいしさまるごと ナチュラルポテト うましお味」を買うんです(*´-`)(ポテチってやっぱり美味しいですよね。無性に食べたくなる時ないです?僕はわさビーフ味が好きです。)
つまり、我々がこれから販売(アフィリエイト)をする上においても、「なぜ自分じゃなくちゃいけないのか」が重要な視点になってきます。
ゆえに、「集客」の媒体となるブログにおいても、皆と同じような構成や雰囲気、あるいはどこかで見たことあるような記事や調べれば誰でも書けるような記事ばかり発信して、商品を販売(アフィリエイト)している人はいずれ稼げなくなってくると思います。
たとえ、「集客」できたとしてもです。
だって、オリジナリティ性のないブログを発信している人に対して「この人から買ってみよう」って思わないですもん(*´ω`)
じゃあ、これからは何が必要かっていうと、「教育」だと僕は思います。
「教育」に対する動向と考え方
ここまで、ブログのSEO記事による「集客」は、最近のグーグルの動向からみても、大量の人を持続的に安定して集めることは難しくなる傾向になることを説明しました。
また、「販売」においては、情報源が多様化し、各自が自分で情報収集し判断できる時代になると「何を買うか」ではなく「誰から買うか」にシフトチェンジしていることも紹介しました。
だとするならば、これからは、少ない集客でも「この人なら買ってもいい」と思ってもらえるような存在に自分がならなくては、なかなか商品が売れない厳しい時代になるということです。(とにかく集客だ!という人は少し危険かもしれません)
ちなみにアフィリエイトの収入というのは、
アクセス数 × 成約率 × 報酬単価 = 総報酬額
で決まると一般的に言われています。
この関係式をみると、「集客」(アクセス数)と「販売」(成約率)に報酬額は大きく左右され、
DRMは「集客」「販売」のどちらかが0だと売り上げも基本的に0です。
なので、どちらも重要であることは間違いないです。
ですが昔はこの2つだけ成り立てばそこそこ売れたのですが、前述のようにこれからの時代は難しくなります。
つまり、総報酬額を上げるためには、この関係式ではもう成立しないので、あらたな指標を入れる必要があります。
それが、「教育」であり、この関係式に入れるとするなら、
アクセス数 × ファン化 × 成約率 × 報酬単価 = 総報酬額
となり、
冒頭で提示した従来のDRMの一般的な大小関係においても
集客 > 教育 = 販売
から
集客 < 教育(ファン化) = 販売
この「教育」こそが、これからの時代ではとくに不可欠であり、「集客」以上に重要な要素になってくると思います。
逆にこれさえ出来れば、たとえ少ない集客であっても、商品は間違いなく売れるでしょう(*´ω`)
(ゆえに集客せずとも収益化できるので、もうグーグルにビクビクすることもなく、安心してゆっくり眠れるようになると思います)
では、どうすれば我々はファン化ができるのか・・・・
それはこちらで詳しく解説しています。
> メンバー閲覧限定コンテンツ「limited Notes」
(ここからはメンバー限定コンテンツになります)
ケント