失敗するのが怖くてなかなか踏み出せない人は多いですが、そこには一つの共通点があると思います。
それは、「自分は失敗すると損をしてしまうのではないか」という感情です。
失敗するとそれまでに費やした自分の時間が無駄になってしまうのでは・・という恐れです。
人は損得で考えやすい生き物なので、これは誰にでも少なからずある感情ですよね。
たとえば、ライターで稼ごうと思って毎日取り組んでいる初心者さんもそうだと思います。
その感情といつも戦っていると思います。(疲れた時は勇気を持って休んでくださいね)
僕は現在およそ100名のライターさんと一緒に仕事していますが、
この感情はメンバーからも感じる時があります。
決して、今が楽しい!ワクワクする!・・・みたいな時ばかりではありません。
ちゃんと、その苦しみや不安とも向き合いながら手を動かしていると思います。
そして、もちろん自分自身の中でも普段からそれは感じていることでもあります。
「この方向性のまま取り組んでもチームとして良い結果が出ないんじゃないか・・・」
「チーム全員がこの先稼げるところまで行けるのか・・・?」
「自分のやりたいことは自己満足だけの世界では・・・」
「あのメンバーさんに負荷をかけ過ぎているのでは・・・」
この先の展開にワクワクするだけではないですね。
こんな感情も生まれてきます。
いろいろな波が自分に襲いかかります。
で、僕は大体夜中の2時とか3時くらいまで仕事をして寝るのですが、
「あのメンバーさんは明日こう言ってあげよう・・・」
「このチームはこういう提案をしてみよう・・・」
「今月辞退者を出さないための面白い企画を投げてみよう・・・」
ベッドの上で横になると、そんなことをよく考えます。
で、朝6時くらいに目覚め、寝る前に思ったことを行動に移すために準備をします。
どうしてもスッキリしない時はジョギングやウォーキングにそのまま出かけ、体を動かします。
(マイナスの心理状態の時は体を動かすのはおすすめです)
ずっとこんな感情の繰り返しです。
昨日はあんなに積極的で自信に満ちた発言をした自分なのに、
今日は打って変わって弱気になったり、迷ったりしています。
本当に不思議です。
ただ、落ち込むことはありますし、挫けてしまいそうになることもありますが、
僕の実現したいことに対する想いは一度も変わったことはありません。
そして、
そんな時に何気ないメンバーさんの一言に勇気をもらい、
僕はまわりのメンバーさんに本当に助けられて、
実現したいことに向かって今も頑張れています。
なかなかこんな体験って日常生活の中で出来ないです。
だから、失敗するのを恐れずに今も挑戦できているのだと思います。
ストーリーが作れるかどうかで判断し行動を起こせばいい
このブログでは、「書人からの手紙」というカテゴリーを作り、
自分のライター人生をメンバーさんに綴ってもらっています。
毎回読んでいると、本当に魅力的な方ばかりです。
で、なんでこんなに魅力的に感じるんだろう??と考えていたのですが、
僕が思うに、
その理由の一つは「ストーリー」がちゃんと記事の中に存在しているからだと思います。
ストーリーは、起伏がないと絶対に表現できません。
何でもスムーズにこなし、起伏もない成功ばかりの人生なら、逆に「書人からの手紙」って書けないと思います。
「わたしはあれも成功し、これも成功し、ここまで何の壁もなくスムーズに来ました。」
・・・なんて書いても、誰も共感しないし、読んでいても面白くないですよね(笑)
みんな人生について想うことがあり、ライターに挑戦し、挫折や苦しみを経験しているからこそ、浮き沈みがちゃんと表現されます。
そして結果として、ストーリーを描くことが出来ているんだと思います。
だからこそ、挫折や苦しみをたくさん味わっているライターの書く記事は面白いと思います。
つまり、何が言いたいのかというと、
失敗や挫折を味わった経験には、そこにストーリーが生まれるので、
ライターにとってきっと「意味がある」ということです。
だから悲観することもないです。
失敗するのが怖くて一歩踏み出せない方へ
ライターの中でも、論理的に言葉を選び、非の打ち所がない文章を書く優れたライターさんもたくさんいます。
彼らの書く記事は質が高く、本当に「役に立つ」記事だと思います。
今の世の中は、役に立つものばかりです。
たとえば、グーグル。
彼ほど物知りな人はいませんよね。
誰もが認める最高峰の知識人で、聞けば何でも教えてくれます。
またこの先の未来では、パターン認識の仕事ならAIには敵わないです。
特に彼のリサーチ力は、人間の比ではないです。
膨大な過去データから、瞬時に最適解を選びだし、分かりやすい文章で記事化できる時代なんて、きっとまもなくやってきます。
そう考えると、
どうやらこの先の時代は、「役に立つ」記事を書くライターたちのニーズは減っていくのは間違いないですよね。
だって、彼らにすべてお任せしておけばいいのですから。
そんな時代になっても、唯一生き残れるのはAIよりも役に立つ存在になることですが、それはかなり難しいと思います(汗)
つまりキツイ言い方をすると、「役に立つ」記事を書くライターは世の中にAI一人でいいので、
その他の「役に立つ」記事を書くライターは世の中に不要になり、その価値も次第に薄れていく可能性が高いということです。(もちろんライターの仕事以外でも)
すると、ライターが今まで重きを置いていた正解が正解ではなくなります。
だとしたら、この先は「ライターの意味」も変わってくると思います。
つまり、読んでいて「役に立つ」記事を書くライターよりも、
読んでいて「意味のある」記事を書くライターの方が求められると思います。
で、先ほどもお伝えしましたが、
「意味のある」記事とは何かというと、ストーリーを感じる記事だと思います。
そのライターの人生背景、とりわけ、失敗や苦労なども含めた人間味が感じられる記事です。
役に立つ ➡︎ 機能性。
意味がある ➡︎ ストーリーが含まれる。
つまり、失敗があるからストーリーが生まれ、
ストーリーがあるから、
読んでいて「意味のある」記事が書けるライターになれるのだと僕は思います。
ストーリーがない限り、ライターが生き残るためには、ずっと「役に立つ」記事を書き続けなければいけないのですが、
その世界で戦っていくためには未来ではますます厳しい状況下になると思います。(避けた方がいいのは目に見えてますよね・・)
だからこそ、
これからの時代はたくさん失敗してきたライターさんの方が記事に人間味が溢れファンが増えます。
浮き沈みのあるライターさんの方が記事に深みが増しファンが増えるからです。
そして、そうなるためには、ライターに挑戦し、失敗を繰り返しながら続けていかない限り、起こり得ないことだと思います。
これからの時代は、
自分が成功するか失敗するか。
それよりも、
自分にストーリーが生まれるか生まれないか。
この視点が分かれ目になると思います。
そう考えると失敗するかどうかが基準ではなくなりませんか?
僕も、チームメンバーも今日も自分のストーリーを作るためにいっぱい失敗しています。
毎日あーでもない、こーでもないといっぱい悩んでいます。
それでも、それぞれの実現したい目標に向かって進んでいます。
そして、それらを表現できる場所もちゃんと作って、みんなでアウトプットしています。
この先の時代では、ライターも自分の資産をちゃんと残し、自分のストーリーを表現できる人が勝てると思っています。
もしライターに挑戦しようかどうか読者様が今悩んでいるのなら、
自分のストーリーを作るために挑戦し、いっぱい失敗すればいいですよ(^^)
これからの時代は、むしろ失敗は次につながる価値のある体験です。
だから、
読者様も、失敗するのが怖くてなかなか一歩踏み出せないのであれば、
思い切って一歩踏み出してみてもいいかもしれませんね。
ケント