ちょっとオシャレして出かける必要があったので、
髪型をセットし、フンフン~♬と鼻歌交じりでヘアスプレーを「シューー」と頭に吹きかけたのですが、
その後でスプレーを見たら息子のデオドラントスプレーでした・・・。
どうりで妙に頭から良い香りが漂ってきた訳です(;´・ω・)(これって結果オーライでしょうか?)
缶のデザインがめちゃくちゃ似てたんです!(いいわけ)
さて、気を取り直して(笑)
読者様もライターさんなら、
記事作成において一度は「メリット・デメリット」について書いたことはあるのではないのでしょうか?
「・・・以上メリットはこの3つでした!」
「でも、実はデメリットもあるんです。それがこちらです!ホニャララ・・・」
みたいな流れだと思います。
ですがその時、ふとこう思ったことありませんか?
「メリットとデメリット、どっちを先に言えばいいんだろう・・・」
そこで、今回はライターさんが最もよく使う言い回しテクニックの一つ「メリット・デメリット」の伝える順番について紹介しますね。
実はちゃーんと使い分けるべきなんです。
まずは「デメリット」について考えてみよう
「デメリット」っていわゆる欠点であり、出来ることならあまり言いたくない内容ですよね?
なぜなら「メリット」をお伝えしたほうが書いているほうも断然楽しいし、気が楽だからです。
(何事も褒めるより批判する方が実はパワーが要ります(汗))
しかも、何か商品をアフィリエイトする記事なら、そのメリットが重要ですしね。
で、まず結論からお伝えすると、
「デメリット」は、読者様が読み手に何を伝えたいのかによって順番が変わります。
もっと分かりやすく言うと、読み手に気分良くなって欲しいのか、それとも行動をして欲しいのかによって違います。
読み手に気分良くなって欲しい時は・・・
たとえば、「そのあなたの〇〇が、実はデメリットなんです」と読み手の行動や考え方に対して否定的にどこかのタイミングで言わなくてはいけない時もあります。
この場合、読み手に気分良く記事を読み進めて欲しいのなら、
断然「デメリット」を先に言うべきです。
なぜなら、人は経験上、無意識レベルで物事には必ず「メリット」と「デメリット」が存在することはすでに認識できており、
自分がショックを与えられるような悪い話は早く教えて欲しいと思うからです。
ところが逆に、ライターさんが「デメリット」を伝える時は、「メリット」よりも伝えにくい「デメリット」を後回しにする傾向にあります。
これは、ライターさんもやはり人間なので、無意識レベルで悪い事はなるべく伝えたくないという心理が働いていることも原因の一つだと思います。
「そういえば、ほとんどの記事がメリットの方を先に説明しているな・・・」と今思った読者様も多いのではないのでしょうか。
ですが、これが落とし穴でして、「短期的な先延ばし現象」が起きてしまうと、かえって読み手は記事の印象が悪くなるんです(汗)
読み手に気分良く読み進めてもらいたい場合は、「メリット」よりも先に「デメリット」から伝える
「・・・以上デメリットはこの3つでした!でも、実はメリットがすごいんです。それがこちらです!ホニャララ・・・」
「デメリット」から伝える記事は実は希少です。
そこから上手く展開できれば、読み手に好印象を与えることができるのでもし良かったら次回の機会に試してみてくださいね♪
読み手に行動を促したいときは・・・
「デメリット」を先に提示すると、読み手の気分を害することなく気分良く読み進めてもらえるわけですが、
その一方で、読み手にマイナスの感情を抱かせるのは別に悪いことではなく、実はとても大切です。
理由は、普通の人ならそこから改善しようと思えるからです。
マイナスがあるからプラスの感情につながり、次の努力につながるんです。
つまり、読み手にこのマイナスの感情を一旦持って頂くことで、改善への行動が見込める可能性が出てくるのです。
(ここさりげなく重要です。これが容易に誘導できるようになるとアフィリエイトでも大きな収益につながります(^^))
この場合、読み手に行動を促したいのであれば、
断然「メリット」を先に言うべきです。
なぜなら、最初に「メリット」をお伝えし、「明るい希望の未来」をイメージしてもらいつつ、
その後で「デメリット」をお伝えすれば、人間の心理として読み手は「デメリット」を改善し、一度イメージできた未来を手に入れたいと思うものだからです。
この場合は「感情的価値」がキーポイントになります。詳しくはこちらで説明しています。
いつも読んで下さりありがとうございます。 前回は、記事とグーグルの関係性を考えると「オリジナリティ」がこれからは重要になってくることをお伝えしました。 そこで、「オリジナリティ」 …
その後で、さらに「デメリット」を解決できる有益な情報を教えてあげれば、とても満足度の高い記事が出来上がります。
結果として最後に読み手の欲求や価値観を満たすアフィリエイト商品を紹介してあげれば、行動を起こしてくれる可能性も高まります。
以前、知り合いの医者と話していた時にこんな興味深い話を聞かせてくれました。
医者は、患者さんの診断結果に対し、時に残酷な内容を伝えることももちろんあります。
その時に、最後に「悪い結果」を患者さんにお伝えした方が、改善に繋がりやすくなるそうです。
その後で、適切な治療法を提案したり、励ましやアドバイスは欠かせませんが、
結果として、患者は前向きな行動を起こしてくれるのだと言っていました。
逆に、最後に「良い結果」をお伝えすると、患者は全体的に良くなったような気がしてしまい、
なかなか行動を起こさず改善につながらないことも多いそうです。
これって、先ほど紹介した記事における「メリット・デメリット」の関係と少し似ているなぁと
彼の話を聞いて思いました。
あと、ガンなど重病を告知する時の話も少し紹介すると、
家族が「本人だけには伝えないでください」という話もよく聞きますよね?
でも、実は患者本人の90%以上の人たちは真実をちゃんと伝えて欲しいと思っているのだそうです。
もちろん、家族のこの依頼は、本人を思いやる気持ちもあるかと思います。
ただ、深層心理では悪い結果を伝えることが怖くて「短期的な先延ばし現象」にもしかしたら陥っているのかもしれません。
これもライターさんがなんとなく「デメリット」よりも「メリット」を先に述べてしまう事と似ていると思います。
ライターの記事作成においても、医師と患者やその家族においても、
人間の心理的欲求とはやはり深く関わっており、
ちゃんと理解した上で対応すると良い結果に繋がりやすくなるということです。
(ゆえに心理学を学ぶとすごくライティングに役立ちます)
まとめ
商品をアフィリエイトする時は、
とくに「デメリット」って伝える側もなるべくなら言いたくないものです。
できれば「メリット」だけをたくさんお伝えして、
読み手を良い気分にすることができれば、成約に結びつきそうです。
ですが、リアルな世界に置き換えて考えてみてください。
本当に大切な人なら、読者様もきちんと「デメリット」の真実を伝えてあげようって思いませんか?
そういう意味でも、アフィリエイトで成約がとれるきっかけは、
決して「メリット」ではなく「デメリット」を伝えた時なのかもしれません。
自分のことを大切に思ってくれていると思うからです。
なので、「デメリット」を紹介する時こそ、
今回紹介したように、伝える順番や内容をしっかり考えてみてください。
読者様に信頼してもらえる記事とはそういうところをしっかり考えている記事だと思います。
最後まで今回も読んで下さりありがとうございました。
ケント