【書人 Ogata】Webライターとして人に伝える事も書く事も苦手な自分が向かう先

ケントです。

いつもありがとうございます。

僕はウェブ空間の中で作ってみたい世界があります。

しかしながら、その規模が大きくて一人では到底成し遂げられません。

なので、自分の世界観に共感してくれた女性ライターと一緒に取り組んでいます。

嬉しいことに今はおよそ100名の仲間が集まってくれました。

一緒にあーでもない、こーでもないと言いながら毎日ワクワクしながら取り組んでいます。

僕の実現したいことは、女性、とりわけ主婦さんが「書人」として活躍できるステージを作ることです。

ちなみに、このコミュニティーの中では、みんなお互いを「ライター」ではなく「書人」と呼んでいます。

ライターはクライアントへ記事を納品し報酬を得れば基本それで終わりです。

また新たに次の記事に着手し、クライアントへ納品。

そしてまた次の記事へ・・・。その繰り返しです。

ライターとは書く仕事ですが、ごく一部の恵まれた高報酬ライターをのぞき、

生涯これを独りで続けていくのはなかなかの覚悟がいると思います。

何よりも自分の資産としては残りませんよね。

「書人」

自分のために記事を書き、着実に自分の資産として残し、それを「個のスキル」として世の中に発信し稼ぐ人

僕は「書人」をこのように定義しています。

そして、気の合う「書人」が集まり、「ライティングの面白い未来」に向けて全員で取り組んでいく環境、

すなわち、

「書く仕事」を「書く人生」にできるコミュニティーの形成

これを実現するために現在進行形で取り組んでいます。

コミュニティーの中には本当に尊敬でき、魅力的な書人がたくさんいます。

そこで、今回はその中の一人の書人を紹介したいと思います。(ブログは共有できるのでお招きし、執筆してもらいました(*´ω`))

もし良かったら、読んでみてくださいね。

もしかしたら、読者様のライター人生において何かのきっかけになるかもしれません。

ケント

 

 

こんにちは。Ogataといいます。

 

他のライターさんが素敵なお手紙を書いている中、私なんかが書いても大丈夫だろうか…とおっかなびっくり書いています。

そもそも私は文章を書くことが得意ではなく、人に何かを伝えることもとにかく不得手です。

さらに他人とのコミュニケーションも苦手です。

ここのチームに入って初めてアウトプットという言葉を覚えた位、ちゃんとした文章を書く事は私の人生には無いものでした。

じゃあなんでライターを仕事に選んだんだ…とか。

口で言ってるだけで実際はそうでもないでしょ…とか。

思われてしまうかもしれません。

 

でも、本当〜に書くのは苦手です。

 

小学生や中学生の時の読書感想文が苦痛で仕方なかった位です。

絵を描くのは好きなのですが。

 

そんな私Ogataが何故ここで書くことを仕事にしようとしたのか。

興味を持たれたら、ちょっとお付き合い頂けますか?

 

これも何かのご縁と思って頂ければ幸いです。

 

伝える事が下手な上、コミュニケーションも苦手

座右の銘とか、モットーとか、人生を変えた言葉とか、胸を打たれた言葉とか。

ないです。

ある人が羨ましいと思ってしまいます。

その時は感動したり、良い!って思ってもすぐ忘れてしまいます。

言われて腹が立ったりムカついた言葉は執念深い性格なので覚えていたりしますが。

 

高校生の頃、友人に「キミ、本当ボキャブラリー少ないよね」と言われ、その時初めて自分はそうなのかという事を自覚しました。

ちなみにその友人は今でも仲良しです。

子供の頃は絵本とか大好きで、本も沢山読んでた記憶があるのですが、どうやら文章は適当で絵本の「絵」とか本の「挿絵」とかばかりを見ていたようです。

だから本の内容をほとんど覚えていません。

 

絵自体は見る事も描く事も好きでしたが、描くのは細かいものを黙々と描くようなちょっと異質な絵が多かったです。

母親が学校にたまたま講師で来ていた「子供の描いた絵を見てその子供の隠れた性格をみる」という人に見てもらった時は「物事に細かく神経質」と。

今考えると、確かにちょっと面倒くさい子供でしたね。

今でも十分に面倒な性格ではあると思いますが(笑)。

 

親が転勤族だった為、転校を繰り返していたのですが、中学校に上がる頃に思春期もあったりで友達作りが苦手になってしまいました。

文系の勉強が好きではなかったのも要因なのかは不明ですが、こうして私はボキャブラリーを増やす機会を逃してきたようです。

さらに言葉足らずなので人に自分の思った事を伝えられずに、だんだん他人とのコミュニケーションを諦める様になり、最終的にはコミュニケーションが苦手というところまでたどり着きました。

 

ただ、近しい友人らは私の伝えたい事を言葉やコミュニケーションが足りなくともそれなりに理解してくれました。

なので余計に他の人には説明が面倒でコミュニケーションが苦手になってしまったのかもしれません。

「え?それってどういう事?」なんて聞かれるのはよくある事でした。

 

ちなみに大人になってからはちゃんと本も好きで読めるようになり、好きな作家さんも出来ました。

ボキャブラリーが増えたかどうかは謎ですが。

 

生きていく上での何かが欠如している気がする

実は人生で今まで大変だった事がほとんどありません。(伝えたいことが伝わらないのは別に苦ではなかったので)

友達に「キミ、何かに守られてるよね」と言われた事があるくらい、困る事も殆どありませんでした。

 

例えば進路とか就職とか。

コミュニケーションはひたすら苦手だったのですが、外面だけは異常に良かったので仲良くしなくてもよい適当なやりとりは出来たのでその場凌ぎの愛想は良かったんですよね。

 

子供の頃の夢はイラストレーターで、中学生で漫画家、高校生で芸術家。

受験は美術系の学校で実技のみだったので受験勉強は絵画教室のみでした。

大学の時はなぜか和菓子職人になりたかったのですが(笑)(親にお金にならないから職人は辞めろと言われ(親は公務員))今の仕事はデザイナーです。

あながち遠からず。

なんでも良いというと語弊がありそうですが、とにかく何かを作るという仕事が良かったので気がついたら今の仕事をしていました。

仕事も幾度か転職しているのですが、就職活動というもの自体をしたことがなく、「たまたま」だったり「紹介」や「仲介」といった感じで今に至っています。

自分から、人生に変化を見出すために一生懸命何かに取り組んだ事もほとんどありません。

いつも緩やか~な川に流されているみたいな感じで、なんとなく来てしまいました。

だから「努力や頑張りの様な、生きていく上での機動力的な何かが欠如している」と、常にそう感じてしまいます。

「じゃあこれからでも、努力なり頑張りなりすればいい!」って普通はなると思うんですよ。

でも…思わないんですよね。別に欠如してても良いじゃん、と。

はい、ダメ人間です。

 

好きか嫌いかはっきりしすぎで、熱しやすく冷めやすい自分

正直いって昔から自分の事はよくわからないです。

ただ、好き嫌いが激しいという事と熱しやすく冷めやすい事だけはわかっています。

いつからそうなのか、あまり覚えてませんがおそらく子供の時からそうだったものが、年齢と共に磨きがかかり今に至る感じでしょうか。

好きよりも嫌いの方が割合が高いのであまりこれ好き!と思うのは多くないのですが、好きで欲しいと思ったものはまず自分で作れないかを考えます。

そして作れそうと思ったら道具を買ってなんでも作ってみます。

そうして始めた事は趣味に発展していくので、今の私は無駄に多趣味です。ただ熱しやすく冷めやすいので道具類だけがどんどん増えていっています。

結果、自宅にある自室は見事に物だらけです。

断捨離とかももちろんしますが、タチの悪いことに再熱とかするので道具は壊れない限り捨てたりはしません。たまに作った物を売ったりはしています。

それが高じて友達とハンドメイドの市に出たり委託販売やネットショップとかもやりましたが、結局それも冷めて離れてしまいました。

現在ネットショップは友達が一人で続けてくれていて、たまに依頼を受けて大量に作り友達に委託して販売してもらったりもあります。

友達には感謝しかありません。

 

会社勤めのストレスに比べたら在宅ワークの心細さなんて…

数年前から仕事に行くのが嫌だと思うようになってしまいました。

少人数の小さな会社なのですが、上の人が気分屋の上、やり方にとにかく無駄が多い。

言われたとおりに作ったら「そんな事言ってない」と言われ作り直しなんてザラで、悪いときは「誰がそんな事やれって言った」と言われます。

気分いいときは仕事も順調に進むんですが。ムラがすごいのです。

社長が昔からの知り合いというのもあり、なかなか「辞めたい」と言い出せずにいた時、気分屋の上司との何気ない会話の中で突然決定打を言われました。

 

「デザインの仕事はお金にならない」

 

確かに社内の物を作ると実質的な売り上げには繋がらないとは思いましたが、HPをはじめとした対外的な物も含めてデザイン全てを否定された様に感じました。

その時はその物言いに呆れてしまったのですが、後からじわじわと込み上げてくる腹立たしさ。

就職してから数社のデザイナーとして働いてきたそれなりのプライドもあったので、腹立たしさはその後ずっと続きました。

その時「年内で辞める」と心に決めました。

それが去年の末の話です。

そして実は、今現在もまだ同じ会社で働いています。

本当に辞めようとしたのですが、先に社長に感づかれ「環境は改善するから絶対に辞めないでね!」とクギを刺されてしまったのです。(ちなみに社長は女性です)

その後、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が始まり、飲食をメインとしている会社そのものの営業形態が大きく変わりました。

結果、現在は同じ会社の別の場所で勤務しています。

 

辞めると心に決めた頃にクラウドソージングにも数か所登録をして在宅でデザイン業務もするようになりました。

ですが正直なところコンペが多く実質的な収入につながるものはとても難しいのが現状。

「デザインだけで在宅を続けるのはかなり厳しい」

「他には何があるんだろう、何ができるんだろう」

ふと他のカテゴリーに目を通すとライティングという文字が目に留まりました。

ですが、その時は人に伝えたり文章を書いたりが苦手な自分にはライティングは向かないな…と思っていたんです。

 

ところが、少し遅れた頃に旦那さんの仕事にもコロナの影響が出てきて家計に打撃が出てしまいました。

(旦那さんは建築関係のお仕事です)

「これは仕事を選んでる場合ではないかも」

「ライティング…出来ないなら出来るようになるしかない」

そう思い、何件かライティング初心者OKの案件に募集して、その時にケントさんと出会いました。

最初の頃は書かれている言葉もチンプンカンプンだし、ケントさんから送られてくるメッセージも理解するのに時間がかかったりしてしまいました。

さらにデザイナーの仕事をしているのにおかしな話ですが、私自身はとてもアナログな人間でSNSの類は一切やっていません。

ですからネットを通じてのやり取りそのものが緊張もあり、おっかなびっくりでした。

マニュアルは頂いていてもわからない事だらけでとにかく心細かったのですが、それでも会社で受ける苛立ちとストレスとは比べるまでもなく前向きな気持ちで取り組む事ができました。

 

何とかなってきた私はどこに向かうのか

そうして始まったライティングのお仕事兼勉強は、これもまた難解な言葉が盛りだくさん。

この言葉の意味なんだろう、と聞いてみたり調べたりそんなことばっかり。

でも、他の書人の方達のお手紙にも書いてあるのですが、ケントさんを筆頭にサイトの方達皆さん、本当優しい方達ばかりです。質問にもわかりやすく答えてくださいます!

 

自分の性格上どうしてもわからないものをそのままにできなくて疑問に思ったことを調べて書いて、また疑問が出てきたから調べて書いて…。

調べてるときは楽しいのですが、いざそれを記事にするのは私にとっては至難の業です。

そんな私が書いたショボっショボの記事を、優しく丁寧にかつとてもわかりやすく添削してくださるチームの方達。

先々月頃から急に体調がおかしくなって思うように生活が出来なく、執筆にも取り組めない期間がありました。

その時のチームリーダーだったゆうこさんや同じチームの方達はとても心配してくださって沢山の優しい言葉をくださいました。

ケントさんからも「体調を第一に…」と言われ仕事なのに申し訳ないと思いつつも、とても救われました。

皆さんの優しさと心遣いに救われながらなんとか体調もゆらゆらと回復し、今に至ります。

 

正直にいうと、楽しいという気持ちだけで今ここには居ないです。

 

他のライターの方の記事を読んで色々な事を感じても、自分が思っていることを書きだすこともまだまだ難易度が高いです。

文字だけとは言えどもコミュニケーションをとるのは毎回ドキドキです。

記事を書こうと思って調べ物を進めれば、毎回膨大な情報量になってしまいまとめるのに途方にくれてしまいます。

他の書人の方達みたいに情報を発信したりなんてハードルははるか上に感じています。

 

そして、ライティングの仕事だけで生計を立てるというのも、実際ものすごく厳しいことだというのも改めて感じています。

 

じゃあ一人だけでライティングを続けてこれたのか、この先も続けていけるのかというときっと答えは「いいえ」です。

 

ここにはケントさんを中心に100人程の女性のライターさんがいます。

住んでいる場所も、生活環境も皆さん違います。

きっと普通に生活していたら出会うことはなかったでしょう。たとえ近くに住んでいたとしても知り合う確率はとても低いと思います。

 

そんな見ず知らずの方達ばかりです。

でも一緒に頑張っていける空間がここにあります。

私にとっては、自分は頑張ることが出来るんだと教えてくれる環境です。

向かう先には、いつか自分を誇れるようになる様々なものを身につけられる学校でもあります。

 

書くことが苦手だったり、自信がなかったり、様々な理由でためらっている方がいるかもしれません。

そんな方達にひとこと物申しますね。

 

「こんな私が何とかなってきてる気がするから、あなたならきっと大丈夫。」

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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