【書人ぺね】20代後半の挫折とたどり着いたWebライターの道

ケントです。

いつもありがとうございます。

僕はウェブ空間の中で作ってみたい世界があります。

しかしながら、その規模が大きくて一人では到底成し遂げられません。

なので、自分の世界観に共感してくれた女性ライターと一緒に取り組んでいます。

嬉しいことに今はおよそ100名の仲間が集まってくれました。

一緒にあーでもない、こーでもないと言いながら毎日ワクワクしながら取り組んでいます。

僕の実現したいことは、女性、とりわけ主婦さんが「書人」として活躍できるステージを作ることです。

ちなみに、このコミュニティーの中では、みんなお互いを「ライター」ではなく「書人」と呼んでいます。

ライターはクライアントへ記事を納品し報酬を得れば基本それで終わりです。

また新たに次の記事に着手し、クライアントへ納品。

そしてまた次の記事へ・・・。その繰り返しです。

ライターとは書く仕事ですが、ごく一部の恵まれた高報酬ライターをのぞき、

生涯これを独りで続けていくのはなかなかの覚悟がいると思います。

何よりも自分の資産としては残りませんよね。

「書人」

自分のために記事を書き、着実に自分の資産として残し、それを「個のスキル」として世の中に発信し稼ぐ人

僕は「書人」をこのように定義しています。

そして、気の合う「書人」が集まり、「ライティングの面白い未来」に向けて全員で取り組んでいく環境、

すなわち、

「書く仕事」を「書く人生」にできるコミュニティーの形成

これを実現するために現在進行形で取り組んでいます。

コミュニティーの中には本当に尊敬でき、魅力的な書人がたくさんいます。

そこで、今回はその中の一人の書人を紹介したいと思います。(ブログは共有できるのでお招きし、執筆してもらいました(*´ω`))

もし良かったら、読んでみてくださいね。

もしかしたら、読者様のライター人生において何かのきっかけになるかもしれません。

ケント

 

 

はじめまして、ぺねと言います。

診療所で管理栄養士と医療秘書をしています。

 

私は4人兄弟で幼い頃からご飯の支度などをよく手伝っていました。

甘いものやお酒が好きだった父は生活習慣病を3つ患っており、幼いながらに何とかしたいなぁと思っていました。

 

父の健康を心配する気持ちと、母から教わった料理の楽しさを知った影響から、気づいたころには管理栄養士の道に進んでいました。

 

国家試験の合格を目指してそれなりに勉強もしましたが、その後の人生については全くと言っていいほど考えていませんでした。

そんな後先を考えずに突っ走ってしまった私のまわり道人生と、Webライターになった経緯を少しお話できたらと思います。

 

勇気を出した転職で初めて味わった挫折

 

大学を卒業して就職してからは目の前の仕事をこなすのに一生懸命で、たくさんの学びもあり充実した毎日を送っていたように思います。

(当時は保育園や小学校で、子どもたちの給食を作っていました。)

 

でも、恥ずかしながら私は社会人3年目になるまで、大きな決断をしたことがありません。

 

夢は大きく、かっこいいものじゃなきゃいけない!

 

そう思い込んでいたので新しいことにチャレンジすることもなく、「私にはたぶん無理」「失敗したくない」と最初からあきらめていました。

 

休日は好きな動画や音楽を聴きながら、ちょっとだけ家事をして終わるような生活でした。

毎日をぼんやり過ごしていたので、今思えば完全に思考が止まっていたなぁと思います(笑)

 

ある日、社会人になって3年が経った頃。

朝の電車に揺られながら、ふと思ったことがあります。

 

「そういえば、どうして管理栄養士になったんだっけ?」

 

当時はSNSをよく見ていて、同級生が管理栄養士としてかっこよく活躍している姿をすごく羨ましく思っていました。

「でも、それは実力のある人だから」

とどこかあっさりした考えになっていて、直感で自分はムリ!と諦めていたのだと思います。

 

でも、それから自分が栄養士になった理由を模索する日々が増えていきました。

これだという理由は結局見つからなかったのですが、いろいろ考えて一つ思ったのは、「このまま平凡に人生が終わるなんて、もったいない気がする…!」ということです。

 

ただ、それに気づいたところでどうしていいかは分からず。

まずは情報収集からと思い、栄養士が集まる交流の場や勉強会に参加するようになりました。

 

あるときイベントで栄養士の転職についての話を聞きました。

当時は都内に一人暮らしでしたが、外出しない割に貯金はほとんどありませんでした。

 

お給料は月々の生活費として消えていたからです。

 

社会人になったら両親に旅行のプレゼントとか、高級なレストランに招待したいと思っていましたが、それは夢のまた夢でした。

 

そうして悩んだ末に、勇気を出して転職することにしました。

たぶん私にとって初めての挑戦です。

 

でも、やってみたいと思う仕事がない…!!

 

これまで管理栄養士になることが目標になっていたので、なりたい将来像や今後の働き方については考えたこともありませんでした。

(他にも専門職で安定していることや、両親を安心させられるといった理由もあったと思います。)

 

好きなことや本気で向き合えることを探そう。

人生の舵は自分で取っていこう!

 

こう思えるようになったのは、転職先で次の失敗があったからかもしれません。

 

私はじっくり考えをまとめてから話すタイプだと思います。

でも、ちょっとだけ背伸びをして決めた転職先では、社員一人一人が自分なりの意見を持って仕事に打ち込んでいました。(ときにはよりよいアイデアを求めて議論することも)

 

これまで人目を気にしながら生きてきた私にとって、声を大にして主張することは苦行に近かったです(笑)

 

「そういうふうに言われたら、嫌な気持ちにならないかな」

「私の言葉で誰かを傷つけてしまったらどうしよう」

 

そう思うと言いたいことがうまく伝えられず、いつしか周りの言葉やプレッシャーに押しつぶされそうになっていました。

 

結局、入社後のギャップと身体の不調が続き、2か月で会社を辞めてしまいました。

 

20代後半で仕事なし。当時は社宅に住んでいたので即日退去をお願いされて家もなくなり。

そのときは頭が真っ白になりました。

 

「それ、みたことか」と自分の無力さを思い知り、しばらく実家でお世話になることになりました。

 

失って気づいたことと人生を見つめ直した時間

 

こんなはずじゃなかった…!

これからの生活もどうしよう。(お金もないし、友達に会うのも恥ずかしい)

 

でも、その代わりあり余る時間はあったので、これまでの人生や今の自分と向き合ってみることにしました。

 

ちょっとした一言に傷つきやすく、失敗から自信をなくして自分の限界を決めてしまうこと。

人に弱みを見せることが得意でなく、不安な気持ちや大変なことをすべて抱え込んでしまうこと。

 

他にも私ってどういう人間?自分の強みってなんだろう?

そもそも、私に強みなんてあるのか?と思いながら、読んでいたある本の言葉が目に留まりました。

 

「悩んだとき、つまづいたとき、思ったことを文章にしてみるといい。」

 

最初は半信半疑でしたが、悩んだときの心境を深く掘り下げていったら気分がスッキリしたのです。

「どうして悩んでいたのか」「悩みの原因は何なのか」が書くことで可視化されたからだと思います。

 

その日から、思ったことを文章にまとめるようになりました。

仕事で学んだことや日常の気づき、自分の気持ちをノートに書きとめていました。

(当時の日記を読むと、驚くほどちっぽけなことで悩んでいてびっくりします。)

 

ときには伝えたい気持ちを表す言葉が見つからない……と悩むこともありました。

それは今まで他人の目を気にして、自分の心に目を向けてこなかったからかもしれません。

 

思ったことを言葉にすることで、心情や信念、私が本当にやりたいことって何なのか。

それがはっきりしていくような気がして、これから進んでいく道も自分の意志で決めたい!と思うようになりました。

 

子どもの頃から調べたり学んだりするのは好きでしたが、学んだことを伝える、生かすことはしていませんでした。

 

「気持ちや想いを文章で伝えられるようになりたい」

そうして気づいたときには、ライティングの世界に足を踏み入れていました。

 

最初は趣味や食べ物、健康に関することをSNSで発信していましたが、そのなかでいろいろな考え方や価値観にふれたいと思うようにもなりました。

 

しかし、ここに至るまで果てしなくまわり道したなぁと思います。

 

ライティングの世界と素敵な仲間との出会い

 

口下手な自分だけど、文章を通してだったら伝えられるかな?

これまでリスクがあることには挑戦しなかった私でしたが、文章でならじっくり考えをまとめて伝えられるかも!

そう思ってブログを立ち上げたものの、

 

「ブログってどうやって作るの?」

「人に伝わる文章の書き方がわからない」など

 

読んでもらうには人に伝わらないといけないのに、どう書いたらいいのか全く分からず途方にくれていました。

 

そんなとき、このライティングサロンに出会いました。

こんな自分でも大丈夫かなとすごく緊張しながら応募したのを覚えています。

 

けど、これまでの経験から

  • やってみなければわからないことも多い
  • 失敗して気づくことが経験になる

と身をもって体感していたので、勇気を持って応募してみることにしました。

 

こうして、Webライターへの一歩を踏み出したのでした。

 

ライティングを始めてからはたくさんの出会いがありました。

初めてのチャットにこれまた緊張しましたが、皆が気さくに声をかけてくれました。

 

その言葉に救われたことも多く、以前よりポジティブに明るくなれた気がします。

大げさかもしれませんが、私はこの環境に入って人生が変わった!といっても過言ではありません。

 

文章で人の心を動かせることや、感情や想いを言葉にのせて伝えることもできる。

 

このサロンでのやり取りを通してそう思いましたね。

 

初めて記事を納品するときも緊張しまくりでしたが、添削ではチームの皆さんが「この部分がいい」「こうしたらもっとよくなりそうですね!」と親切に教えてくださいました。

 

執筆中には思いつかなかった視点や話の展開など、ここは多くのことを学べる環境だと思います。

あのまま一人で書き続けていても、間違いなく挫折していたと思います。

 

また本業で広報の作成や編集も担当させていただき、ここで培ったことをいろんな場面で生かせるのも私にとってすごく嬉しいことです。

 

人生の舵は自分で取っていく!

 

こちらのサロンにお世話になって、2年2か月が経ちました。

記事の書き方や人との関わり方も不器用だった私ですが、少しずつ夢が広がってきたように思います。

 

このライティングサロンには本当に感謝しています。

一緒に頑張れる仲間がいることは心強く、いつもよい刺激をたくさんいただいています。

楽しくライティングを続けられるのも、仲間やチームのメンバーが支えてくれるからだと思います。

 

これまでに添削のチームリーダーやサイトオーナーなども務めさせていただき、今も仲間と一緒にサイトや記事を作り上げていく楽しさをひしひしと感じているところです。

 

貴重な経験をさせていただくとともに、私らしくいられる環境と文章で表現できる楽しさは一言で言い表せません。

 

いろいろ悩んでたどり着いた道ですが、私はライティングに出会えてよかったなと思います。

 

最初の一歩が怖くて踏み出せない。

以前の私がまさにそのような気持ちでしたが、ちょっとでもやってみたいと感じたことは思い切って舵を切ってみる!

 

私はそれで人生が変わりました。

 

ここには素敵なライターがたくさんいらっしゃいます。

もしWebライターに興味をお持ちの方がいらっしゃったら、まずは軽い気持ちで始めてみませんか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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